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指導者の心構え(試合)
試 合(練習試合は除く)
(1) 選手の心理を読む
・ナイス・プレイは誉める。
・失敗しても試合中は我慢する。(失敗した選手は、指導者の顔を見る。そんな時は大したことではないよう悠然としている方が選手も失敗を引きずらない)
・失敗してベンチに戻ってくる選手を怒らない。(失敗は選手自身が一番わかっている。少し休んだらすぐ行くぞと背中を叩くくらいの方が良い)
(2) 練習に来ないこどもは、試合に出さない
・試合は、指導結果と練習の成果を発表する場である。
(3) 闘志なき者コートに立つべからず
・無気力、闘志がない選手は、次は出さない。
・ルーズ・ボールへの執着がないプレイは、本気で怒る。
(4) ベンチが一体となった応援
・ベンチの雰囲気や応援で試合の展開が変わることもある。
・調子に乗った時のベンチは明るい。
(5) チャージド・タイム・アウトのタイミングに注意
(例)
・試合の流れが相手ペースの時
・同点あるいは逆転された時
・3連続得点された時
・ミスが連続した時
・ミニバスはタイムアウトが前後半各1回のため、コーチの手腕が大きく影響する。
(6) 相手チームの特徴を早くつかむ
・ポイント・ゲッターとポイント・ガード
・攻撃パターン(攻められている所)
・強い部分と弱い部分(通用する所としない所、攻めどころ)
(7) 暗示にかける
・試合前には、相手と比べて有利な点や勝てる要素などプラス材料を示し、自信を持たせるよう暗示をかける。
・その気にさせ、勢いにのせる。
(8) ベンチに戻ってきた選手は、みんなで迎える
・試合内容がどうであれ、選手は一生懸命プレイしている。
・ハイタッチで迎えられる人間関係づくり
(9) 1点差勝ちは選手の力、1点差負けはベンチの責任
(10) 試合後は会場内をくまなく清掃して帰る。(来た時以上にきれいにするのが、利用者の責務)

上記はあくまでも自分自身が目標とする指導者像で、思いつくまま記載したものです。
  (ishii morio)
# by kamonomiyamini | 2012-06-01 19:01 | 指導者関係
指導者の心構え(練習)
練 習
(1)練習に遅れない
・時間を無駄にしない。
・遅れる場合は事前に「遅れる」ことと「練習メニュー」を伝えておく。
・遅れた場合は素直に謝る。
・こどもが揃う、揃わないに関わらず、予定時刻には練習を開始する。
(2) 練習中は座らない
・こどもは、苦しい練習をしている。
・指導者だけが休んでいてはいけない。
(3) 練習では、常に試合の場面を意識
・試合の場面を意識して練習を審判の目でチェックする。
・練習のための練習ではない。
(4) 説明は短時間で、明瞭に
・長い説明は、理解しにくい。
・試合の場面が想像できるような話し方の努力
(5) いいプレイも悪いプレイもタイムリーに評価
・後で言っても覚えていないことが多い。
・いいプレイはその場ですぐに誉め、悪いプレイは「なぜ悪いか」を全員に理解させる。
(6) ルーズ・ボールにこだわる
・頭から飛び込む
・コートに、ボールはひとつだけ
・試合では、ボールを持てるのは10人の中でたったひとり
(7) 前向きな失敗を認める
・こどもは、失敗しながらうまくなる。チャレンジした失敗は怒るどころか誉めることも時には必要。
・練習は「できること」を練習するのではなく、「できないこと」をできるようにするものである。
(8) 気配り、目配り
・練習中は、コートのいろいろな場所へ移動し、全員に最低1回は声をかける。
(9) 連帯責任
・チームとしての連帯意識を持たせる。
・個人はみんなのために、みんなは個人のために
・チームの約束が守れなかったら全員の責任として扱う。(黙って休まない、あいさつ、行動は駆け足、声を出す)
(10) こどものペースに合わせない
・練習の主体はこどもであるが、練習のペースは「いい練習をするため」に指導者のペースに引き込まなくてはならない。
・練習の主導権は、指導者が握らなければならない。
(11) 自発的取り組みを促す
・練習は教えられるものではなく、自分で行うもの。
・指導者は、アドバイスはできるが、最終的にうまくなるかどうかは、本人の気持ち次第
・コーチがさじを投げた選手が、それまでの「やらされている練習」から意識を変え、自分で練習に取り組んだ結果NBAのプレイヤーになった者もいる。


上記はあくまでも自分自身が目標としている指導者像で、思いつくままに記載したものです。 (ishii morio)
# by kamonomiyamini | 2012-06-01 18:55 | 指導者関係
指導者の心構え(心がけ)
指導者の心がけ
(1) バスケットボールに夢中にさせることが上達への近道
・好きになれば、吸収力も上がる。
・「うまい子」に育て、中学校へつなげる。(生涯バスケットボールを楽しむ基礎づくり)
(2) バスケットボールを通し情操教育、人間教育
・素直な気持ちが良い出会いにつながる。
・素直にアドバイスを聞く姿勢
・バスケットボールは思いやりが必要なスポーツ
・試合に出場機会が少ない選手の大切さを全員に理解させる。(強力な練習相手がいるチームは強い)
(3) 指導者の情熱と真剣さがチームを育てる
・こどもとの根比べに負けない信念
・勇気を持って事に当たる。(目新しいことには批判はつきもの)
・多くの指導者との交流を通し、いろいろな角度からバスケットボールを見る。(自分のバスケットボールだけに満足しない)
・バスケットボール技術の勉強を怠らない。(指導者の力が5であれば、選手も5以上にはならない)
・わからないことは「わからない」と正直に言う。ただし、次に会うときまでに解決しておくよう努力する。
・「知らない」ことは恥ではない。わからないことを「知っているふり」がこどもに対して最悪のことである。
(4) 勝つことへのこだわりを持つ
・あくまでもこどもの力で勝つことが大前提(作戦は最後の勝負時)
・勝ちを目指すから負けた結果が次に生かせる。(始めから負けるつもりでいたら進歩しない)
(5) 医科学の知識を得る努力
・応急処置やテーピングの知識の習得
・応急処置の優劣で、その後の回復が大きく違うこともある。
(6) 環境の整備
・こどもがバスケットボールに打ち込める環境をつくる努力
・先輩たちが練習に来やすい雰囲気づくり
・中学校との交流
(7) 選手を平等に扱う
・「うまいこども」ばかり指導しない。
・常に全員に気を配り、声をかける。
(8) 怒るより叱る
・こどもには愛情を持って接する。
・感情だけで怒らない。
(9) 望まれる指導者像
・こどもに「来てくれた」と感謝され、練習後「おもしろかった」と喜ばれ、「でも疲れた」と言われる指導者

上記はあくまでも自分自身が個人の目標とすることを思いつくままに記載したものです。 (ishii morio)
# by kamonomiyamini | 2012-06-01 18:49 | 指導者関係
「勝つことだけがすべて」はスポーツじゃない
  Life Skillとは、社会力、社会の中で自分らしく生き抜く力
  (スポーツで得られるものは、「勝敗」ではなく、ライフスキル)

スポーツで勝つことと人生に勝つことは無関係
 勝つことはすばらしい、勝つことを目指すこともすばらしいことであるが、「勝つことだけがすべて」という考えや勝った人だけを認めるようなことはあってはならない。試合には勝者と敗者が必ずいる。負けた人も認められるような環境が必要なのである。
 今回、アテネオリンピックには多くの選手が参加したが、メダルを取った人だけが注目され、報道されているのが今の日本の現実である。なぜならば、日本のスポーツは「体育至上主義」、「勝利至上主義」で、勝者のみが認められる傾向が強いからである。日本では3位と4位の差は相当に大きい。銅メダルとノーメダルの差である。たとえ、メダルが取れなくとも世界で4番目はすごいことと素直に評価できないのだろうか?それがないから日本のスポーツはいつまでも競技であって文化にはならないのである。
 また、今回イチローがメジャーリーグの記録を塗り替えたときのように、アメリカは相手が誰であろうと「すばらしいものはすばらしい」と素直に認める国で、それに反して日本は「ねたみ文化」といわれている。野球で王選手のホームラン記録を外国の選手(済みません名前は忘れました)が抜きそうになったときに敬遠してブーイングをあびたのがいい例だと思う。
 勝つことあるいは勝ちを目指すことは大切なことだが、勝敗がその後の人生へ及ぼす影響はほとんどない。それよりもスポーツを通して得られる考え方や生き方などの精神的なことが人生に役立つのである。
これを「ライフスキル」といい、指導者はこれを教えなくてはならないのである。
 
  バスケットボールの神様と言われるマイケル・ジョーダンが引退のインタビューで言ったことばは、「バスケットボールは、人を敬うことと努力することを教えてくれた。」である。
彼はバスケットボールをすることによって名声と富を得たが、それは結果であって、彼の人生に必要な「人を敬うこと」や「努力」というライフスキルを学んだからこそなし得たのである。

  指導者として勝つことにこだわることは必要なことである。ただ、そこには自分の揺るぎないポリシーとデリカシーがなければならない。それもこどもたちを正しい方向に進ませるべき考え方でなければならない。かつて勝つことに手段を選ばなかった指導者に教えられたこどもたちが中学校で不良になってしまったこともある。
ミニバスの指導者はこどもたちの人生に大きく影響するのである。だからこそミニバスの指導者はいい教育者でなければならないのである。それは学校の先生が授業で教えるような学力ではなく、人生の先輩として「人間として大切なこと」、「ライフスキル」を教えなければならないのである。
また、指導者は勝ったことを自分の勲章にしてはならない。指導者におごりが出たときに自分の成長がなくなるのである。

(2014.10.15 辻 秀一氏講演会を拝聴しての私見)
   (ishii morio)
# by kamonomiyamini | 2012-06-01 14:34 | 名言、格言
子は親の鏡
けなされて育つと、子どもは人をけなすようになる。
とげとげした家庭で育つと、子どもは乱暴になる。
不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる。
「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもはみじめな気持ちになる。
子どもを馬鹿にすると、引っ込み思案な子になる。
親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる。
叱りつけてばかりいると、「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう。
励ましてあげれば、子どもは自信を持つようになる。
広い心で接すれば、キレる子にはならない。
誉めてあげれば、子どもは明るい子に育つ。
愛してあげれば、子どもは人を愛することを学ぶ。
認めてあげれば、子どもは自分が好きになる。
見つめてあげれば、子どもは頑張り屋になる。
分かち合うことを教えれば、子どもは思いやりを学ぶ。
親が正直であれば、子どもは正直であることの大切さを知る。
子どもに公平であれば、子どもは正義感のある子に育つ。
やさしく、思いやりをもって育てれば、子どもはやさしい子に育つ。
守ってあげれば、子どもは強い子に育つ。
和気あいあいとした家庭で育てば、子どもはこの世の中はいいところだと思えるようになる。

(ドロシー・ロー・ノルト、レイチャル・ハリス 「子どもが育つ魔法の言葉」より)

  (ishii morio)
# by kamonomiyamini | 2012-06-01 14:26 | 名言、格言
   

指導者がいろいろなコメントや聞いたことを書き込んでいるページです。
by kamonomiyamini
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