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叱り方の基本
「叱り方の基本」

1. 「叱り方」でよく言われていること

A 「こうしなさい」集
(1)相手の成長か、状況の改善に繋がる
(2)怒らない、感情的にならない、冷静に
(3)行い(行動)を指摘注意する
(4)具体的な説明、理由を付ける
(5)失敗から学ばせる
(6)どうしたら良いかを伝える
(7)言い分を聞く
(8)一貫性がある
(9)フォローする(雰囲気を切り替える)
(10)普段から信頼関係がある

B 「こうしてはいけない」集
(1)自分の身の保身、都合が透けて見える
(2)感情的になる、冷静さを失う
(3)人格を否定する
(4)何がどういけないのか説明がない
(5)失敗やミスの指摘だけ
(6)否定形で注意指摘する
(7)一方的に注意指摘する
(8)叱ったり叱らなかったり機嫌しだい
(9)叱った雰囲気を引きずる(そのままにする)
(10)普段から信頼されてない

2. 上記のポイント解説
(1)A-(1)相手の成長か、状況の改善に繋がる
 自分の思い通りに行かないからと言って、感情的になってはいけません。冷静に「相手の成長か、状況の改善に繋がる」指導をする必要がありますし、それが相手に伝わっていることが必要です。

(2)A-(2)怒らない、感情的にならない、冷静に
 感情的にならないコツは、「1.深呼吸する その上で、2.ディソシエイト(dissociate=引き離す)する」です。つまり、深呼吸している間にディソシエイトします。
 ディソシエイト(dissociate=引き離す)の逆はアソシエイト(associate=結びつける)です。
 アソシエイトしている状態とは、感情に巻き込まれている状態のことを指します。ディソシエイトする、とはイメージ的に感情に巻き込まれた自分はそのままにして、そこから自分を引き離します。そうして自分自身や自分と相手を一歩離れたところから眺め観察するような状態を作り出します。つまり「他人ごと」のように自分を眺めるのです。そうすると自分と自分の周りの状況が冷静に観察できるようになります。

(3)B-(3)人格を否定しない、A-(3)行い(行動)を指摘する
 「本当にお前はダメだな」、「おまえはのろまだ」、「お前は頭が悪い」といった表現は全て「お前=ダメだ」、「お前=のろまだ」、「お前=頭が悪い」と「お前」と「お前」を形容する言葉で構成されています。「ダメだ、のろまだ、頭が悪い」ではなく、その具体的な行動をYouメッセージで指摘します。
 つまり、どのような行動がダメな行動なのか、どのような行動が遅いのか、どのような行動が考えが足りないのかを具体的に指摘し、その上でなぜダメなのか「A-(4)具体的な説明、理由を付ける」ことと、では「A-(6)どうしたら良いかを伝える」ことが大事です。

(4)「B-(6)否定形で注意指摘する」のはダメ
 「・・・するな」や「・・・をしてはいけない」という否定形の注意指摘または指示命令をしてはいけません。結局何をしたら良いのかが不明なままになります。子供でも同じで、「騒がないで!」ではなく、「教科書の・・・ページを開けて」、「脇見をしない!」ではなく、「前の人の頭を見て」というように、具体的に行動を肯定文で限定し指示することが必要です。

(5)人格の否定
 上記2-(3)で取り上げた「お前は・・・だ」を人格の否定とするならば、「お前は要らない」、「来なくていい」などは存在の否定、「お前は見込みないね」、「これからもダメだろうよ」などは将来性の否定と呼んでも良いかも知れません。当然これらは全て言ってはいけない言葉です。

(6)その他の禁句
 「勝手なことをするな」、「考えてやれ」、「常識で考えて分かるだろう」と言った言葉は、その後に明確な考える指針のようなものを与える必要があります。それがないとその行動の善し悪しを判断するのは指導者になってしまい、選手は自分の考えで動けなくなります。こう言った言葉を連発すれば、指導者の顔色ばかりを窺い、びくびくする依存的な選手を作り上げてしまいます。

(7)A-(8)一貫性がある
 人や時間の違いで、叱ったり叱らなかったり一貫性がないと、当然選手は言うことを聞かなくなります。また、一貫性という意味で言えば、行動改善が進めば当然承認が必要です。

(8)A-(9)フォローする
 フォローするとは、叱った後の重い雰囲気を引きずらないように、叱った指導者が相手や周囲をプラスの感情的雰囲気にすることを言います。
 フォローには2パターンあり、一つは単に雰囲気を切り替えるだけ、もう一つはコーチングにつなげるような方法ですが、いずれもどのようなニュアンスで言うかが大事です。

パターン-1 雰囲気を切り替える
 雰囲気を切り替えることを、叱られた選手からはなかなかできないので、叱った後に指導者が、相手や周囲の雰囲気をすぐに切り替える必要があります。
 それがないと、何となく重苦しい雰囲気を相手や周囲が引きずることになります。具体的には「よし、分かったら・・・しよう!」などと皆に明るく提案します。

パターン-2
  「で、どうしようか?」、「で、どうする?」といきなりコーチング・モードに入ります。これは、つい感情的になってしまった後でも効果的ですし、かなり多くの優秀な指導者が使っています。

(9)A-(10)普段から信頼関係がある
 本来的には「叱り方」よりも「だれに叱られているのか」の方が大事です。つまり、「信頼している、尊敬できる、好きな人」から叱られれば、少々叱り方がまずくても聞き入れようと思います。「信頼できない、尊敬できない、嫌いな人」からどんなに上手に叱られても、聞く気にはなれないでしょう。

3. 「叱る」とは
 「叱る」とは強い口調での注意指摘のことを言い、大変信頼されている人が使えばかなり効果的でしょう。
 しかし信頼されてない人が使えば、叱られている時の嫌な感情からどう逃げるかということばかりに目が向き、とりあえず言われたことはやるものの長続きしないモグラたたき的な不健康なチームを作るリスクがあるとまとめておきましょう。


三井住友銀行グループ
SMBC経営懇話会・会報誌『MiT』を参考に
(ishii morio)
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by kamonomiyamini | 2012-12-30 17:55 | 指導者関係
ミニバスについて一考
「ミニバスについて一考」

 ミニバスは、小学生の子供達が遊びではなく、初めて興味を抱き、「やってみようかな~」と思うスポーツです。
 私達大人は、子供達が抱いたバスケに対する興味を伸ばし、「バスケって楽しいぞ!バスケって面白いぞ」という動機付けをすることが大事だと思います。
 そのために考えなくてはいけないのは、「誰が、誰のために、それを行うのか?」ということだと思うのです。
 まず「誰が、」とは、子供達であり、保護者であり、指導者であると思います。
 「誰のために、」とは、子供達が自分自身のために、あるいは、保護者が我が子の活躍を見たいがために、あるいは、指導者が自分の欲求を満足させるためになどでしょうか?
 「それを行う」とは、当然、バスケットボールを行うのでしょう。
 つまり「誰が」とは、この三者です。ただし、バスケを行う主役は子供達です。保護者や、指導者が、欲するもののために行うのではないと思います。
 「誰のために」とは、「子供達が自分達の求めるもののために…」でしょう。子供達はミニバスを通じて何を求めたいのでしょうか?試合に勝つことでしょうか?
 ミニバスに関わる大人達、特に、その指導者が考えるべきは、試合に勝つことが最終的な目的ではないということだと思います。
 現実には、これは綺麗ごとの考えかもしれません。しかし、小学生が始めたバスケを将来に繋げていくための考え方だと思います。

 バスケはスポーツです。スポーツの本来の意味は「楽しむ」ことです。「遊ぶ」のではなく、真剣になって全力を出すことで、「楽しむ」ということです。
 ミニバスの指導者は、子供達にはこう言いましょう。「バスケを楽しもう!楽しむためには、勝つことをねらうな、負けることを恐れるな、今まで苦しい練習でやってきたことを全力で出しきれ!試合が終わったとき、自分達は悔いなく、全力を出しきったと思えたら、それがスポーツを楽しんだ、ということだよ」

 そして、試合後に必ず子供達に聞きましょう。「君達は、全力を出しきったか?」と。
 要は、主人公は子供達であり、子供達自身が、その仲間が、目標をどこに置くのかを共有することが大事だと思います。
 全国レベルの強豪チームでスターティングになることは、並たいていのことではないと思います。ミニバスの場合は、スターティング10ですが、ミニバスにおいては、すべての子供達が、バスケを好きになることが一番大事なことだと思うのです。
 「自分は上手くならないし、上手い仲間しか試合に出られない。」子供達にそのように思わせることは、将来性ある子供達のバスケへの想いの芽を摘み取っていると思います。
 まず、子供達自身に自分の可能性を信じさせることが大事でしょう。そして、自分が頑張ることが~チームが強くなり、チームのためになるという、バスケを好きになるために、子供達にチームに対する所属意識を持たせることが、指導者の務めだと思います。
 また、仲間は、チームのために存在するのです。仲間はお互いスターティングになるために、足を引っ張る相手ではなく、チームを向上させる同士です。
 チーム力を強くするために、自分という個人が、自分を向上させるために頑張るという意識を持たせることです。
 それは、指導者の責任です。
 保護者や指導者の欲求を満たすために、子供達はミニバスをしているのではないのです。子供達が全国レベルでバスケがしたいという目標を持ち、あるいは、市内大会で上位を目指すチームであれ、それは仲間で成し遂げるものだという心を育てるのです。
 そのためには、子供達、保護者、指導者が子供達を中心にした三位一体のチーム一丸になること。大事なのは、大人の欲求ではなく、子供達自身が持つべき、仲間とともに目標に向かう意欲なのだと思います。
 その根本を見失うと、誰が、誰のためにやっているかがわからなくなり、チーム一丸にならないのでしょう。
 それは、全国を目指すチームから市内大会で頑張るチームまで、すべてのレベルにあるミニバスクラブの共通したあり方だと思います。

 マイナーなバスケを、メジャーなスポーツにしていくために、ミニバスでは、バスケが好きな子供達を多く育てることが使命だと思います。


やっぱりミニバスのブログより
(ishii morio)
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by kamonomiyamini | 2012-12-30 16:25 | 指導者関係
ハーフタイム
「ハーフタイム」

 ミニバスには、1分のクォータータイムもしくは、5分のハーフタイムがあります。
 ここでコーチは子供達に何を指示するのか?または、語るのか?
 気持ちの入っていない、抜けたようなゲームをしている時は、モチベーションを上げる言葉を語るべきなのでしょうが、練習でやったことが試合で出しきれない、そのメンタルの弱さに叱りつけてしまいます。
 『プレーをしているのはコーチではない、何をしていいかわからない、相手の厳しいディフェンスにびびって、動くこともしない!ゴールをねらうこともない!それがお前達が試合のために練習してきたものなのか!?ここで、終わって いいのか?コーチを感動させるプレーを自分達のためにしてみろよ!!』
 この言葉も間違いではないと思いますが、これでは、精神論一辺倒ですね。具体的な、やるべきことを指示できていない。まず叱り、落ち着かせ、具体的にやるべきことを端的に言うことはしなければならない。それがコーチでしょう。
 では、何を言うのか? 何について言うのか?それは、次の三つのことだと思います。

1. オフェンス
2. ディフェンス
3. トランジション

 このうち、何を優先して端的に明快に話すか!? 敗戦傾向に流れがある時は、メンタルスキルが落ち込んで、自分達のプレーが思うようにさせてもらえない、特にオフェンスにおいて、ターンオーバーを繰り返し、相手に得点されている状況。
 このような時は、ターンオーバーするな!と言うよりも、ターンオーバーした後のディフェンスの戻りを意識させ、相手の得点を抑える。ディフェンス・トランジションを意識してやることを強く強調すべきなのでしょうか。

 コーチにより、その指示は、三つのうちの何を重視させるかは、コーチの戦術眼によると思います。
 一つ言えることは、三つのことをすべてを注意することはありますが、現実はすべてを注意しても何も起こらない、変わらないことがほとんどだと言うことです。
 ゲームのことで頭がいっぱいになっている時に、ましてや、敗戦傾向にある時にコーチの話しを冷静にすべて聞いて理解することなど、特に、ミニバスの子供達には無理でしょう。

 ですから指示するのは、一点でしょう。
 しかも、この例の場合は、オフェンスの気持ちが上がらない状態ですから、その気持ちを回復させることより、ターンオーバーした後のディフェンスを徹底させる。その一点のみを指示するでしょうね。私の場合は、それが効を奏するかどうかはわかりません。
 しかし、オフェンスをどうにかしたいと思っても、子供達の頭は真っ白なのです。ですからとにかく、『オフェンスは仕掛けること、そこでミスしたら相手の得点を抑えることに集中して、早い戻りをして、ディフェンスを頑張ること』と言うことで、自分が子供達ならば、オフェンスの真っ白状態の意識が、ディフェンスを頑張るという意識に変わると思うのです。

 ウィークの改善がメンタル面にあって困難だと思うので、視点を変えるように、三つのうちの一点のみに集中させてみるというのは、ミニバスの子供達には効果があるかもしれないと思います。


やっぱりミニバスのブログより
(ishii morio)
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by kamonomiyamini | 2012-12-21 00:36 | 指導者関係
顔(故古葉竹識監督)
「顔」(故古葉竹識東京国際大学野球部監督)

 プロ野球・広島を創立26年目で初優勝に導いた名将が、無名の大学チームに創部47年目で初の栄冠をもたらした。
 2008年春に就任してから、「できないことをやれとは言わない。できることを精一杯やって、悔いが残らないようにしよう」と、孫のような選手たちに基本プレイの大切さを説いてきた。
 一方で、「学生は勉強が一番大事。4年間できちんと卒業して、社会の役に立てる人間に」とも言い続けた。
 75歳になっても、颯爽としたユニフォーム姿は変わらない。「一緒に戦っているのだから」と試合中はベンチに腰掛けることはなく、ダッグアウトの隅に立ってグラウンドに目を配る。「しっかり見てあげないと、選手は甘い野球でいいんだと思ってしまう」と言う厳しさは、プロ野球時代と一緒だ。
 就任4年目の初優勝にも「長かったとは思わない。1年1年が本当に短いから」。実に楽しそうに目を細めた。

2011.6.1 讀賣新聞より
(ishii morio)
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by kamonomiyamini | 2012-12-20 22:20 | 他チーム指導者の言葉
敬意を表せる人間に
「敬意を表せる人間に」(元横浜マリノス 岡田監督)

 2006年3月に横浜マリノスが、鹿島アントラーズと対戦した後の監督の話です。

 試合は、マリノスの選手たちの集中力がすばらしく、力の差以上の結果となり3-0でマリノスが勝った。試合終了直後に両ベンチの中央でアウトゥオリ監督と握手した。
 彼は、当然腹の中が煮えくり返るぐらい悔しいはずだが、本当に自然体で笑顔をたたえ、敬意を込め「コングラチュレーション」と言ってくれた。
 その時、私はこの監督の器の大きさを感じたと同時に、前鹿島の監督、トニーニョ・セレーゾのことを思い出した。
 2004年のファーストステージの最終戦、我々はアントラーズに勝って優勝を決めた。
 その翌日、私の自宅にセレーゾから立派な花が届いた。「あなたのプロフェッショナルな仕事に敬意を表します」と書かれていた。花屋さんでもできそうなくらい届いた花の中でも、その花は私にとってはひときわ輝いていた。私はうれしさ、驚きとともに、心の底から「負けた」と思った。
 どんなことをしても勝ちたい試合で、負けた時には許せない悔しさがあったはずだ。しかし、翌日に相手をたたえ、敬意を表せる人間の大きさ、これが本当のスポーツマンシップだろう。自分が逆の立場だったらできただろうか?残念だが、答えはノーであった。
 私も、少々は経験を積んできて、いろいろなことがわかってきたつもりだったが、まだまだのようである。

2006.3.17 かながわスポーツ 「ふっとライフ」より
(ishii morio)
 
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by kamonomiyamini | 2012-12-19 23:56 | 他チーム指導者の言葉
期待
「期待」

 試合のあとには、勝敗に関係なく、コーチは子供達を集めて試合の内容について講評します。
 自分は、試合前に必ず、その試合で意識して行うべきテーマを子供達に伝えています。
 勝った試合でも、負けた試合でも行うべきテーマがやり切れたかどうか?やり切れなかったと思っているならば、何故、そう思うのかを聞いて確認します。
 結局、すべては意識しているか、していないかなのです。それを意識して行うようにするには、同じねらいの練習を繰り返すしかありません。
 繰り返すことで慣習化するプレーであれば、それは、体がそのように覚えて反応していきますから、コーチとしては、何も焦ることはなく、忍耐強く徹底して繰り返すだけです。
 いちばん頭を抱えるのは、負けた試合がメンタルの弱さによるもののときです。
 なぜ、行うべきプレーができないのか?相手のスタイルに飲まれて、自分達がどうしたらいいのかわからなくなって、できることが金縛りのように、やれなくなり、行うべきテーマという前の段階で精神的に自滅して負けた時です。
 このような負けのあとでは、コーチとして伝える言葉が見つかりません。コーチ自身も、そのメンタルの弱さに愕然とするからです。

 当たり前のことですが、メンタル部分がしっかりしていれば、行うべきプレーをもう一度確認していけばいいのです。
 ところが、メンタルの弱さに敗因のすべてがあるときは、どのような練習から入ればいいのか、練習に入る前に強く語り掛けて、子供達の心をメンタル的に強くしなければ、次に進めないのです。
 だからと言って、何もしなくては、何も変わりません。
 メンタル的に追い込んだ状況を作り、スクラップ&ビルドを繰り返し、自分達のスタイルに固辞し、それにこだわる執着心を植え付ける。その気持ちを忘れることなく、プレーの技術を指導していくしかありません。

 どうしたら、プレスを突破できるのか?
 どうしたら、カットされないパスが出せて、またそういうパスを出させるのか?
 どうしたら、マンツーマンの粘りある、相手が嫌がるディフェンスができるのか?
 どうしたら、リバウンドルーズをマイボールにできるのか?

 コーチがやらせるとともに、子供達自身が自ら動こう、やろうとすることが大事です。その姿勢が、いつまでも見られなければ、また、ひとりでも見られなければ、コーチは、投げてもいいと思います。
 子供達自身がメンタルの弱さを自覚していて、それを克服することに向かって行こうとしないのなら、プレーをするのは子供達ですので、そのメンタルでプレーするしかないでしょう。それで、本当に楽しいと思えるバスケを味わうことなど出来ないでしょうが、チームはコーチのものではなく、子供達のものですから…

 自分達がチームを作るという自立した意識を持たなければ、チームは進化しません。
 当然コーチは、その姿勢が見られないからといって、何も子供達に伝えずに投げることは間違いです。子供達がどうあるべきなのか熱く語り、それでも自立できないのであれば、単なるコーチとしているだけです。
 そう言いながら、コーチは子供達が自立することに期待するのです。


やっぱりミニバスのブログより
(ishii morio)
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by kamonomiyamini | 2012-12-19 21:35 | 指導者関係
母親の話し方の影響
「母親の話し方の影響」

 子どもの話す力の発達には、まず親が見本であることは言うまでもないでしょう。特に普段接することが多い母親の影響は大きなものがあります。
 最近は、その母親の言葉が乱れているのが気になります。「まじ?」「ていうか」など、女子高生や女子大生時代の言葉遣いが、そのままです。
 崩れた話し言葉は、思考にも影響します。たとえば、最近は小学生でも「わたし的には」「僕的には」などと言う言葉を使いますが、この「的」というのは、本来「私としては」というところをあいまいにぼかす表現です。
 自分の言っている言葉の端々に「ていうか」と言いながら、言葉をつなげる話し方も、しっかり断定しないあいまいな表現です。
 不必要なあいまいな表現は、思考のゆるさにつながります。言葉というのは、自分の意識を表明する時には「心の構え」でもあると思います。

(ishii morio)
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by kamonomiyamini | 2012-12-19 09:30 | 保護者の皆様へ
迷いと臆病
「迷いと臆病」

 入らなかったら、どうしよう
 抜けなかったら、どうしよう
 これらは、すべて迷いなんです

 形を気にします。形はひとつの基準です。形は大切です。
 しかし、形にこだわっては目的を見失うのです。目的を見失うから臆病になるのです。
 形は、基本となる考え方に基づくものです。だから、その考え方を理解することが大切です。
 目的に向かう形だから、その形になる。目的に向かう気持ちを失うことなく、目的に一途に向かう。
 これは武士道の精神そのものです。

 『武士道とは、いかに必死に生きるか』ということです。そこには迷いはありません。
 結果を恐れぬ、迷いなき行動のみが、すべてなのです。その行動なくしては、何も始まりません。

 まず向かうのです。ゴールに向かうこと、攻める形をとるのです。ゴールに向かって仕掛けるのです。
 ただ、迷うことなく、行くぞ!仕掛けるぞ!という構えをとるのです。
 ブザービートのシュートがその手本です。ただ、ゴールに向かって放るのが、ブザービートのシュートです。
 入らなかったらどうしようなどと考えずに仕掛けて、打つのが、あるべき行動だと思います。

 迷うことなく、仕掛ける!
 迷うことなく、打つ!
 結果を悩んではいけないのです。
 結果を迷ってはいけないのです。
 恐れず、臆病にならず、ただ必死に行動すること。そこから、活路は開くのでしょう。
 形は大切です。しかし、形にこだわりすぎても戸惑うのです。それに気づくべきです。そうしなければ、いつまでも、今の臆病な自分を越えることはできないでしょう!
 次の自分にステップアップできないでしょう!

 迷うことなく、恐れることなく、仕掛けるべし!そして、打つべし!
 仕掛けなければ、打てないし、打たなければ、入らないのです。それは当たり前のことで、その当たり前のことが出来ないのは、迷うことで臆病になるからです。
 当たり前のことを行うこと。それが、今の自分をブレイクスルーするための心得だと思います。


やっぱりミニバスのブログより
(ishii morio)
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by kamonomiyamini | 2012-12-16 23:38 | 選手、気持ち
いい負け方と悪い負け方
「いい負け方と悪い負け方」

 勝負事をしていれば必ず負けることがあります。
 どんなに強いチームでも、全ての試合をものにすることはなかなか出来ません。
 当然、発展途上のチームであれば、いくつものゲームで敗北を喫しながら強くなっていくのが普通です。

 負けには、チームを大きく伸ばす負けと、今後の成長に繋がらない負けがあるのです。この点を理解しておけば、ゲームに臨む心構えも、勝敗が決まったときの姿勢も全く違ったものになるでしょう。

①チームにプランはあったか

 チームには、それぞれの練習があり、それによってチームのカラーが決まります。
 よく走るチームならば速攻が、インサイドの強いチームならセットオフェンスがチームカラーになりやすく、ゲームプランもそれに準じたものになるでしょう。
 チームには自分たちのスタイルがあり、それをもとにどういったゲームをしたいかという方針が決まるはずです。たとえ相手によって自分たちのスタイルを変える必要があったとしても、勝つために必要なゲームプランは試合前に持たなければなりません。
 ここがまず大切なチェックポイントの一つで、漫然とチーム内の5人を選んで、コートに送り出してはいけません。
 なんとなく頑張って戦って、なんとなく負けてしまいましたでは、チームとして成長することは出来ないのです。
 相手チームに対して自分たちはこういったことがしたくて、こういった点は実現できたが、実現できないことも多くあった、では何故実現できなかったのだろうか。そういった反省をすることで、次への成長が見込めるのです。
 ですので、ゲーム前に、こういったバスケットをするという具体的なイメージを膨らませましょう。

②個人に目標はあったか

 試合というのはチームでやるものですので、誰のせいで負けたとか、誰のおかげで勝ったというものはありません。
 影響力の強い選手のプレイが勝敗を分けたように言われることは多いですが、バスケットは本質的にはチーム同士の勝ち負けを競うものです。
 そのため、選手に強い目標意識がなければ、「精一杯やったのに(自分のせいではないが)負けてしまった(仕方ない)」という気持ちになりがちです。自分は20点とったが、インサイドで点を取られすぎたとか、勝負どころであいつがシュートを落としてしまったから、とか。
 こういった単純な印象でゲームの中身をはかるくせがついてしまうと、本来自分の糧になるべき無数の反省点が見落とされることになってしまいます。
 完璧な選手はいませんし、どんな選手にも試合での改善点があるものです。たとえ勝負どころで致命的なミスをした選手がいたとしても、その前にチームメイトが犯した多数のミスがなければ、勝てていたかもしれないのです。
 というわけで、選手たちが具体的に試合の内容を振り返ることが出来るように、目標意識を持っているかどうかをチェックするべきです。
 センターの選手に「あそこでおれが思い切り良く3Pシュートを打っていれば」と考えさせるより、「あと3本リバウンドが取れれば」と思わせるほうが、効果的にチームの力は上がります。
 この目標意識を持たない選手をコートに送り出して敗戦しても、あまり得るものはないでしょう。

③本気でやったか

 あなたのチームより確実に格上で、もし試合をしたらダブルスコアになってしまうであろうチームとやる場合、本気で試合に臨むことができるでしょうか?
 学校生活最後の試合というような特別な思い入れがない限り、まぁやるだけやってみるかという心理になりがちではないでしょうか。おそらく負けるだろうが自分たちの力を思い切りぶつけてみよう程度の心構えでは、勝利はもとより敗北後の成長も望めません。
 何が良くなかったか、どうして出来なかったかを具体的に思い切り知ることが出来るのは、自分たちが本気で勝ちにいった試合だけです。
 本気を出して全力を超えるくらいのプレイを出そうとして、初めて自分と相手の力の差が理解でき、自分の限界がわかるのです。
 それだけではなく、本気でやった選手には思わぬご褒美が待っています。それは自信です。格上に対しても自分はこれだけ出来たという思いを抱けること、どういったプレイが通用したという経験を持つこと。
 これらは、自分の出来るプレイを自分の通用する相手にだけする選手には、絶対に得ることが出来ないものです。
 あなたは自分のプレイのイメージを自分で決め付けてはいけません。自分の中の殻を破るように、格上の相手に対しても堂々とプレイ出来るイメージをもって本気で勇敢にプレイしてください。
 それこそが、強くうまく飛躍していく選手に見られる大きな特徴です。

④原因を振り返ったか

 敗北は成長する絶好の機会です。
 敗北をいいものにするには、具体的で詳細な反省と分析が不可欠です。たとえば、一つひとつのミスにも色々な原因が考えられます。
 パスミスに関して言えば、パスの技量がなかったのか、体力がなくてミスしたのか、コミュニケーションが不足していたのか、視野が狭かったのか、アイディア不足だったのか、などです。
 この原因をしっかりと把握せず、とにかくパスをうまく出せるようになろう、というような抽象的な考えになってしまってはいけません。
 体力をつけるために走り込みをしようだとか、もっと周囲を見ながら練習しようというような、具体的な行動に反映させていくことが大切なのです。ですから試合後は、目標の達成具合とミス、その原因、原因を克服するための具体的な練習方法を確認しましょう。
 コーチは一人ひとりの選手の家庭教師ではありませんし、ミスの原因を真に理解できるのは本人です。
 誰かに頼らずに、自分のために飛躍の機会にしましょう。


「あなたがバスケットボールで全国大会に出られない理由」より
(ishii morio)
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by kamonomiyamini | 2012-12-15 00:45 | 選手、気持ち
立場
「立場」

 人には、立場があります。

会社での立場。
家庭での立場。
学校での立場。
チームでの立場。

 それぞれの立場があります。
 その立場が人を変えるのです。
 その立場で色々な経験を積み、対応力が身に付いていくのでしょう。
 経験は力になって身に付いていきます。
 立場は階段のように上がっていきます。その立場が上がるにつれて責任が重くなり、その責任を果たすために必要な権限が与えられています。

 今、あなたはどんな立場にありますか?
 立場が上がるにつれて、しがらみも増えていきます。若いころのように自分の立場で正論を言って、がむしゃらに行動できないようになっていく、若いころ、ああいう上司にはなりたくないなと思っていたのが、いつの間にか、そんな上司になっている。
 『仕方ないよ、あの頃は若かったからね~』なんて、行動できない自分になっている。

 立場がそうしている?
 立場が上がるというのは、人を熟成させますが、同時に保守的にもします。立場は人を変えていきます。
 しかし、自己革新を忘れた熟成は、つまらないものだと思います。立場が上がるから、視点が高くなり、視野が広がり、最善の選択をして、行動することができるのでしょう。
 考えることは、経験値が増えている分、アィディアは豊富にあります。それを行動に現すことで、その立場にいる自分の役割が果たせると思います。
 年寄のたわごとでしょうか?
 世の中そんなに甘くありませんか?そうでしょうね。

 しかし、子供達は見ています。
 コーチという大人の言動を、相手の立場を尊重しつつ、毅然と正しく行動するコーチであって欲しいことを、自分もコーチのような大人になりたいと思うのか、怒鳴るだけ怒鳴って、言うとおりにすればいいんだ!というコーチのような大人になりたいとは思わないでしょう。

 ミニバスにおけるコーチという立場は、子供達の心に直接影響する大人の立場です。
 言葉と行動が一致したコーチであれば、子供達の考え方はコーチの考え方と同じになり、子供達は、コーチの立場で物事を考え、それを基本に行動していくようになっていきます。
 子供達にとってコーチの立場は、子供達を正しく導く道標なのです。
 大人には、それぞれの立場がありますが、子供達を育てる立場にある人は、言動を正しく、あるべき人の道を語ることができる人であって欲しいと思います。


やっぱりミニバスのブログより
(ishii morio)
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by kamonomiyamini | 2012-12-14 23:33 | 指導者関係
   

指導者がいろいろなコメントや聞いたことを書き込んでいるページです。
by kamonomiyamini
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