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インサイドを攻める
「インサイドを攻める」

 「ゴール下を制するものは、ゲームを制する」というのは決して昔の格言ではありません。
 いかにアウトサイドシュートの技術が発達したとはいえ、すべてのアウトサイドのシュートが入るわけではありません。力の切迫したチーム同士の戦いでは、やはり長身者の安定したインサイドプレーが勝利の鍵となります。

【ボールの保持】
 インサイドでは、狭いエリアに相手と味方が入り乱れます。シュートを打つためには、高い所でボールを保持することが必要です。
 これは、インサイドプレーヤーであろうと、ドライブで攻めるガードであろうとオフェンスリバウンドに飛び込むフォワードであろうと、つまりどんなポジションの選手でも、インサイドではボールを高い位置で保持することが必要です。

【ペイントエリアの考察】
 3秒ルールはペイントエリアに3秒とどまっていると適応されるルールです。しかし、このペイントエリアと呼ばれるエリアで、すべてが3秒ルールに当てはまるわけではありません。そのことを知っていなければ、3秒ルールだけを恐れてしまい、いいプレーができません。
①ペイントエリアから出ようとしているとき。
②その選手、または味方がシュート動作中でボールが手から離れようとしているとき。すなわち、味方または自分がボールを保持していないときは、3秒ルールは適応されません。
③3秒にならないうちにペイントエリアの選手がシュートするために、ドリブルしているとき。

 ルールを考察すると、オフェンスにおいての3秒ルールの解釈が大きく変わり、以外にもペイントエリアにとどまることができることが理解できるでしょう。

【ボディコンタクトを怖がらない】
 インサイドにおいての、ポジション争いは格闘技に近いと考えられます。
 ボールはたったひとつしかありません。リングに向かって5人で攻めるとき、おのずとディフェンス5人も近い位置に寄ってきます。
 ルールでは、体の接触は禁止されています。しかし、プレー中には体の接触はつきまといます。選手は体の接触をさけるべく努力をしなければならないと考えますが、体の接触を恐れて逃げてはいけません。
 逃げ回っては、インサイドでのプレーはできないのが現実です。

【リングを背にボールをもらうゆえのプレー】
 ポストプレーを考えたときに、リングや相手を背にした状態でプレーしなければなりません。それには、ピボットターンの技術が必要で、狭いエリアでのプレーであることから、ディフェンスに干渉されやすい状況が生まれます。
 その状況でシュートを打つには、クイックネスやフェイク、独自のステップなどのプレーが要求されます。
 このような状況でのプレーが好きで得意にならなければ、真のポストマンにはなれないでしょう。


「バスケットのちから~籠球論語~」より
(ishii morio)
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by kamonomiyamini | 2012-09-29 19:58 | 技術
キャプテン vol.2
「キャプテンの資質」 vol.2

  「キャプテン」とは、ただ単にプレーが上手いとか、面白いキャラクターとかでなるものではありません。
 みんながキャプテンと認める者の要求や指示には、全員が自然に動くことです。たとえば失点につながるようなミスを仲間がした場合、試合中であってもそれを指摘するのがキャプテンです。
 それを仲間に受け入れられるためにも、キャプテンは自らのミスも認めることのできる誠実な人物でなければなりません。自分のミスを笑ってごまかしたり、他の仲間のせいにするようでは、仲間はキャプテンに付いてこないでしょう。
 また、チームにすべてを捧げる気持ちを持つことも大切です。キャプテンたる者、人一倍強い信念を胸に試合に臨まなくてはなりません。
 キャプテンが全力を出さなければ、いくらほかの選手に頑張れと言ったところで、説得力がありません。練習であろうと、だれよりも真剣に打ち込むことが大切です。
 キャプテンが自然に生まれてくるチームには、必ず結果が付いてきます。それは、チームがキャプテンによって全力を出し切れるからです。
 また、キャプテンは真面目であることも大切ですが、仲間と共に笑える者、仲間と共に泣ける者、すべてにおいて仲間と一体になれる者でなければなりません。

 さらに、大事なのは、コーチと仲間を繋ぐのがキャプテンの役割です。それは、単なるコーチから仲間への連絡係ではなく、コーチの指導をいち早く理解し、仲間を「まとめ」、仲間がやるべき行動を率先して行うことです。その意味でコーチからも信頼される者でなければなりません。
 その意味で、仲間を代表してコーチから叱られる役割も担うのです。
 キャプテンは、そういう意味では、非常につらい役割といえるでしょう。でも、仲間達は君をキャプテンに選び、君がキャプテンだからチームは一丸になれるのです。仲間達もそのことを知り、キャプテンをしっかり支えてあげなければなりません。

 キャプテンがコーチに叱られているのは、キャプテンを叱っているのではなく、チームの仲間達全員を叱っていることを理解すべきです。


やっぱりミニバスのブログより
(ishii morio)
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by kamonomiyamini | 2012-09-29 19:20 | 選手、気持ち
キャプテン vol.1
「キャプテンの資質」 vol.1

 スポーツにかかわらず、何かを目的として行動する団体には、「代表者」と呼ばれる人が必ずいます。この「代表者」は、その団体の一員です。その代表者は、その団体の行動を指導したり、指示したりする者であるかもしれませんが、あくまでも一員です。
 そしてその代表者は、仲間から「認められた」者であり、仲間を「まとめる」者であり、他の団体と「話し、交渉する」者です。つまり、共通した言葉では「リーダー」と呼ばれる人達だと思います。

 それは、スポーツにおいては「キャプテン」でしょう。その「キャプテン」に求められる資質、その「資質」を「キャプテンシー」と言います。それはキャプテンに求められる精神的なものですね。

 自分が考えるキャプテンに求められる資質とは次のようなものと思います。
1.仲間に信頼されていること
2.真面目に練習に取り組んでいること
3.仲間と話し合うことができること
4.コーチと仲間の繋ぎ役であり、「チーム一丸」の中核であること
5.苦しいゲームの中でも自信を失わないこと
6.率先して嫌な役を引き受けられること
7.声を出し、仲間を「まとめる」ことから決して逃げないこと

 最大のポイントは、コート上で仲間達がキャプテンを信頼し、頼れるかどうかです。キャプテンとは、指導者が選んだり、指名するものではなく、仲間の中から自然に生まれ出てくるものです。
 そして、仲間達は「キャプテンシー」を知った上で、仲間達全員が、「こいつなら頼れる、信頼できる」という者でなければなりません。

やっぱりミニバスのブログより
(ishii morio)
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by kamonomiyamini | 2012-09-29 18:37 | 選手、気持ち
トランジション
「トランジション」

 バスケットボールの発祥の地がアメリカですので、その用語も外来語として、英語読みのカタカナが多いですね。その中で、この「トランジション」は、バスケの連続した攻防という特性から、勝敗の鍵となる「動き」を言います。
 これは、小学生のミニバスから、プロのバスケまで共通して言えることです。「トランジション」とは、攻守の切り替えの動きを言います。

 攻撃(オフェンス:OF)は、シュートが決まって終了になりますが、シュートをしたものの、決まらずにリングにあたり、跳ね返ることもあります。この跳ね返ったボールは、リバウンド・ルーズと言って、その瞬間は攻守どちらのチームのボールでもありません。このボールを掴んだチームがオフェンスになるのです。
 または、シュートで終わらずに、途中でミスをしたり、ボールを相手ディフェンスにスティールされたり、また、ヴァイオーレーションやファールをして相手チームの攻撃(オフェンス)になることは、いつでもあることです。

 特に、オフェンスでしてはいけないのが、ターンオーバーというミスと、スティールというボールを相手に奪われるプレーです。何故なら、この二つは、プレーの時間は止まりませんから、攻防が瞬間に切り替わります。
 また、シュートが決まった後も、基本的にはプレーの時間は止まりません。このプレーの時間が止まらない切り替わりが「トランジション」です。
 DFからOFへの切り替わりを「OF・トランジション」、OFからDFへの切り替わりを「DF・トランジション」と言います。

 攻撃の最大のチャンス(機会)は、OF・トランジションの時です。得点されたあとに、瞬間的に攻めるのです。相手チームが、守備に切り替わる時間の瞬間に攻めるのです。これを「速攻(ファースト・ブレイク)」と言います。
 ですから、得点したチームは、サッカーやバレーボールのように、得点してダンスをしたり、ガッツポーズをしたりする余裕などないのです。得点をしたあとのDFへの切り替えの速さと、きっちりしたチームDFができるチームが強いチームになるための最も基本となる原則です。

 自分は、仕事からプライベートへのトランジションの速さはピカイチです。


やっぱりミニバスのブログより
(ishii morio)
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by kamonomiyamini | 2012-09-29 04:51 | 技術
話し言葉と書き言葉
 子どもに始めにつけるべき学力は「国語力」です。
 どこの国の人も国語を使って物事を考えます。それは国語をうまく使うということです。
 国語力があるから、他人の言葉が理解でき、自分の考えを伝えられ、書いてある文章がわかるのです。算数や数学は、数字と記号ですが、問題の意味を読み取れなければ計算はできません。
 そして、国語力の基礎は、話し言葉と書き言葉を意識することだと思います。
 国語力のない子どもは、話し言葉と書き言葉の区別がつきません。作文を書くと文章中に話し言葉が出てきます。「これは話し言葉だから、使わない方がいい」と言ってもわかりません。それは、あまり本を読んだことがないために、書き言葉を知らないのでしょう。
 話し言葉と書き言葉を使い分けて考えない子どもは、目上の人に対する言葉と、友達に対する言葉の使い分けもできません。
 そうした言葉使いを改善し、意識的に言葉を使わせるためにも、まずは話し言葉と書き言葉の区別をはっきりすることが大切です。同じ意味のことを言うにも、いろいろな言い方があり、それによって相手に与える印象が異なることを知るなど、さまざまなレベルの言語を理解できるようになるでしょう。
 それが、国語力向上の第1歩です。

(ishii morio)
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by kamonomiyamini | 2012-09-28 12:36 | 保護者の皆様へ
ドライブ(しかけ)
「ドライブ(しかけ)」

 試合の展開の中で、競り合って相手にリードされた時に、早く追いつくためにアウトサイドのシュートに頼る戦略は良くないと思います。
 ドライブはチームオフェンスがうまく機能していない時にこそ使うべきプレーです。アウトサイドのシュートばかりに偏っていたり、インサイドとアウトサイドのバランスが悪くなった時に、ドライブでディフェンスを崩すのが必要になると思います。

 シュートに持ち込めればいいのだけれど、持ち込めなくてもドライブからパスを出して、ボールの回りを良くする効果があると思います。
 展開的には、味方の4人がしっかりとポジションをとり、スペースがとれている状況であれば、ドライブでしかけた時に、ディフェンスを2人以上ひきつけられます。
 そういう状況で、ドライブがしかけられれば、いいドライブができます。反対に他の選手が密集する状況で、狭いところに近寄っていくようなドライブは、ディフェンスに簡単に抑えられますので、避けたいものです。

 ディフェンスがマンツーマンでもゾーンでも、状況を判断して積極的にドライブをしかける必要があると思います。

 ドライブの基本は、リングに一直線。
 ボールをディフェンスに干渉されないような位置でキープすること。
 ボールをもらった時の構え方を膝を柔らかく曲げて動きやすくする。
 相手との間合いと一歩目の突き出しで抜き去る。
 ドリブルは最小回数でステップで抜く。

 それぞれの選手のしかけがあっていいと思いますので、自分の得意なドライブを見つけて下さい。


「バスケットのちから~籠球論語~」より
(ishii morio)
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by kamonomiyamini | 2012-09-27 21:20 | 選手、気持ち
ミスと基本
「ミスと基本」

 ひとつのミスが試合の流れを変える。それが勝敗を決めかねないことがあります。
 ミスは必ず起こります。ミスをゼロにすることなど不可能です。だからこそ、一つでもミスを少なくすることが勝利へとつながります。
 ミスと言っても、色々なミスがありますが、ターンオーバーのミスが一番なくさなければならないミスになるかもしれません。それはシュートする前に相手にボールを奪われてしまうというミスですから、オフェンスの機会が減ってしまうので、当然、得点力が減ってきます。それでは試合に勝つことはできません。

 仮に、同じシュートの成功率であれば、シュート機会が少ないほうが得点が取れません。結果、負けることは明白です。
 パスミスなどのターンオーバーは、最も減らしたいミスの一つです。どうすれば減らすことができるでしょうか?
 ターンオーバーのミスには大きく3つの原因が考えられると思います。

 一つがファンダメンタルの欠如、そして、連携のミス、最後は意識性の低さです。

 ファンダメンタルの欠如は、ファンブルしてボールを失うとか、ドリブルを自分の足に当ててしまうといったミスです。このような単純なミスは逆に修正するのは簡単かもしれません。練習による熟練で解消できます。

 連携のミスについても、ファンダメンタルの範疇です。練習で修正できるはずです。アイコンタクトやターゲットハンド、声だしなので解消できますし、視野を広げることでミスは減ります。

 問題は、意識性の低さが原因で起こるミスです。ある程度、チームづくりして、最後の大会の前にパスミスによるターンオーバーが多くなってくる場合があります。ファンダメンタルは十分に備わっています。チームづくりの段階で、連携プレーもやってきました。それでも、ミスがでるのは、意識性の低さが原因です。

 大会がせまって、練習ゲームの連戦が続くと、ファンダメンタルや連携プレーの練習が減ってきます。取り組んできた基本的なプレーの大切な部分を忘れてしまうのです。
 そして、ミスが続くと動揺してしまいます。それがミスの連鎖を生みます。

 ミスが出るということは、問題があるということです。基本に立ち返って、連携プレーの練習やファンダメンタルの練習に戻って修正することが大切になります。


「バスケットのちから~籠球論語~」より
(ishii morio)
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by kamonomiyamini | 2012-09-25 22:40 | 技術
チームの和と個の力
「チームの和と個の力」

 「チームの和」が同じ方向に向かったときに、「チーム力」はいかんなく発揮されると思います。ただし、「チームの和」にこだわりすぎても、チームの基本となっている「個」の力が発揮できないこともあります。
 チームも個人も人間ですから、日々成長し、体験することにより価値観も変化し、昨日、体験した「チームの和」が今日も同じように発揮できるとは限らないのです。「チームの和」を大切に考えすぎても、チーム力の基礎となる「個の力」が不完全燃焼するのです。
 個々のプレーヤーが、「チームの和」に気を遣い過ぎると、チームとして息苦しい時間がストレスとなり、個々が何をすべきか、わからなくなってしまいます。本当の個々がやりたいプレー、やるべきプレーとは違ったことをしてしまうのです。
 そこのバランスが「チームの和」としてのチーム力を作る上で難しいのでしょう。個々のプレーヤーが、まったく気を遣わないというのもおかしなことになるでしょう。そのためには、個々のプレーヤーが、個々を活かしつつ、チーム力を作り上げる意識を自分達で持つことです。
 コーチは、個々の能力を引き出しながら、「チームの和」というチーム力の発揮に知恵を出し、プレーヤー個々が本心で、チームを作り上げるということを真剣に考える必要があります。
 そうでなければ、見せかけの気持ちほど、愚かなものはありません。ですから、個々のプレーヤーは、気遣いし過ぎると疲れるばかりで、地に足をつけた本当の自分のプレーが出来ないのであれば、本当の自分の気持ちを仲間に伝えるべきだと思います。
 そこに、衝突が生じるのは明らかです。しかし、目的とするところを見失うことなく衝突すべきです。
 共有すべき目的は、「チームの和」とは何か?
 チームとして、何を目標にしているのか?
 それを成すために個々のプレーヤーは何を考え、何をするべきなのか?
 「以心伝心」という言葉があります。何も言わなくとも、お互いに理解し合える状態ですが、これは、最初からそのような状態になれるわけがないのです。お互いに衝突することで、お互いが激論し、反発し、そして目的を共有することに気付き、歩み寄り、ひとつになっていくのです。
 それでも、個々のプレーヤーは、自分の中で葛藤するでしょう。それこそが、「チームの和」を作り、それをチーム力にするために、欠かすことが出来ない、乗り越えるべき壁だと思います。
 すべてを個々のプレーヤーがさらけ出し、言葉で互いに伝えることで、コーチが見い出した方向にチームが向かっていくとき、「チームの和」は成長していくでしょう。
 形ばかりの「和」ではなく、「個」の力を基礎とした、チーム力が発揮される。その場で表現せずに、陰口をたたく者には、プレーヤーの資格はありません。わだかまりを残さず、すべての心のうちを話すことが、本当のチーム力を作るために必要なのです。
 それを、「虚心坦懐(きょしんたんかい)」のチームと言います。「心に何のわだかまりもなく、さっぱりしてすべてを受け入れることが出来る」という心の状態です。
 このような、チームを造ることを考えて、そのようなチームを造るのがコーチの責任だと思います。


やっぱりミニバスのブログより
(ishii morio)
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by kamonomiyamini | 2012-09-25 21:52 | 指導者関係
がんばる
「がんばること」

 「がんばる」というのは、漢字で「頑張る」と書きますが、実にしんどいことです。「しんどい」とは、関西弁で、「骨が折れる。つらい。くたびれる。」という意味です。
 「頑張る」というのは、「つらい」ことです。誰が「つらい」のかといえば、それは「頑張る」本人なのです。至極、当然のことですよね。
 そして、その本人を励ますために、周りの人々が「頑張れー!」と声をかけるのです。その声援が本人にとって、プラスのエネルギーになるか、逆に追い込まれて、焦り、マイナスのエネルギーになるか、それは、本人の持って生まれた「心」の性格によると思います。
 通常、アスリートは文字通り「体育会系」の人ですから、明るく、前向きな性格の人がほとんどでしょう。しかし、求める結果のレベルが全日本や国際大会であれば、本人が求める結果と、周囲から求められる結果は違います。
 周囲から求められる結果が、本人の心にプレッシャーとなるのは明らかです。それは、ストレスという心への圧迫になり、緊張し、「頑張りたい」でも「頑張れない」というジレンマに陥るのです。

 子供達にとっても同じで、それに応じて対応してあげることが大切です。
 「頑張らないといけない」と、一番わかっているのは、本人です。同時に「もう無理!」と思うのも本人です。無理!という思いに打ち勝ち、頑張る心を上手に導き、引き出してやることで、本人は、前向きに成長していくと思います。

 もしも「頑張れ!」の声援を送ったならば、結果に対して、「よく頑張ったな」、もしくは、「もう少し頑張れたかな」と言ってあげることが大事だと思います。


やっぱりミニバスのブログより
(ishii morio)
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by kamonomiyamini | 2012-09-25 21:31 | ishii morioの独り言
ビジョン
「ビジョン」(何気なく見るときと集中して見るとき)

 バスケットボールは視野が広く、多くの情報を捕らえることができ、瞬時に的確な状況判断ができれば、余裕のあるプレーができて、ミスが少なくなります。
 オフェンスは状況によりますが、ボールマンがパスをさばく場面(つなぎ、合わせ、インサイドへパス、アウトサイドへパス、スローイン等)では、ディフェンスを直接見て、味方を間接的に見ることができれば、ミスが少なくなると思います。
 モーションオフェンスでボールを持っていない者は、ディフェンスの動きと意識を読みながら、スペースを見て状況判断をして動かなければいけません。ディフェンスのときより多くの情報が必要ですから、オフェンスのときは首を常に振って(きょろきょろして)周囲を見て動くことが重要です。

 人間は一点に集中すればするほど、周囲が見えなくなってしまいます。通常のプレーでは視点を集中せずに何気なくぼんやりと広い範囲を見れることが必要です。
 しかし、一点に集中しなければならない場面もあります。それはシュートのときです。シュートを打つときのボールをリリース(離す)する瞬間は、周囲に何があろうともリングに対して一点集中しなければならないと思います。
 ディフェンスにチェックされそうになってもリリースするときに捻ったりかわそうとすると入りません。(場面を想定した練習を繰り返しているのなら別です)たまたまそういったシュートが入ってもまぐれしかありません。ブロックされてもリングに集中して、通常の練習どうりのフォームで打つことを心がけます。

 マンツーマンディフェンスでは、ボールマン以外の選手は、ボールマンと自分のマークマンを常に視野の中に捕らえてなければいけません。どんなディフェンスでも視野の中に両方を捕らえていなければ、動きが遅れてしまいます。
 また、ディフェンスで首を頻繁に振ることはよくありません。特に、ピストルスタンスのときには、首を固定してボールマンとマークマンを指差して両方が視野に入るよう、足を使って移動することがベストです。首を頻繁に振っているとどちらかが捕らえきれなくなり、マークマンを見失って立ち止まる。簡単にフラッシュされる。ヘルプに行くのが遅れる等でディフェンスに穴が空いてしまいます。
 その他視野にはいろんな要素があると思いますが、何気なく見ることと集中して見ることの使い分けが必要になります。難しいのは何気なくぼんやりと見る方です。
 そのビジョンを手に入れるためには、選手自身が目的を理解して、常にディフェンスを直接見るように気をつけなければ意味がありません。ビジョンは習慣による慣れによって身につきます。
 しかし、その習慣づけは、はっきりとした意識をもっていなければなりません。すばらしいビジョンを手に入れることで、プレーの幅は広がり、スキルアップに繋がるでしょう。


「バスケットのちから~籠球論語~」より
(ishii morio)
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by kamonomiyamini | 2012-09-25 21:15 | 技術
   

指導者がいろいろなコメントや聞いたことを書き込んでいるページです。
by kamonomiyamini
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