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「スポーツマンシップとフェアプレイ」

 『公認スポーツ指導者養成講座テキスト』に記述されている、「スポーツマンシップとフェアプレイ」について抜粋編集したものです。

 “スポーツマンシップ”は、スポーツの愛好者がとるべき最も基本的な態度を促す精神的な理念である。
 品位にかかわるこの道徳的規範は、元来、イギリスにおける中・上流階級の人々が、スポーツをあくまでもそれ自体の楽しみのために行い、スポーツにかかわっているすべての者を尊重し、フェアプレイに徹し、自制すること(とりわけ勝敗に対して感情をあらわにすることを抑制する)

 “スポーツマンシップ”は、「フェアプレイ」「競技の相手の尊重」「審判の尊重」「感情の抑制」を具体的内容とするが、それは、“スポーツ”という限られた時空間にとどまるものではなく、“sport”には、「スポーツマン的性格の人」という意味があり、「正々堂々とした人」「さっぱりした人」「くよくよしない人」「好ましい人」を指している。

 “スポーツマンシップ”は、フェアネス(公正さ)、礼儀正しさ、潔(イサギヨ)さなど、人が、人の道を生きる上での徳目として持つべき精神とも言える。

“フェアプレイ”とは、

①ゲーム・ルールの遵守
②審判の判定に対する厳格な尊重
③競技相手に対する敬意

などを言い、スポーツの試合において、たとえゲームの終了間際に負けているときであっても、審判、そして相手、さらに味方に対して、批判的な言葉を吐いてはならず、また、試合会場の選定、競技者の選考など、競技にかかわるすべてにわたって、フェアネス(公正さ)を貫くことが要求される。
 そして、「勝利に際しては謙虚に振る舞い、敗北時には尊敬に値する態度」が“フェア”であり、そうあることが真の“スポーツマン”である。

 スポーツにかかわることは、“負ける”ことに対する捉え方が大切である。
 負けた時の態度こそが、フェアなスポーツマンであるか否かを決定する。
 「グッド・ルーザー(good loser)、潔(イサギヨ)き敗者」は、スポーツに係る人々にとって重要な言葉であろう。
 また、勝利したときの歓喜の表現が終えたときには、敗者への敬意を表すことが出来る、「グッド・ウィナー(good winner)、謙虚たる勝者」であることも、フェアなスポーツマンであることに欠かせない精神であろう。

 指導者は、技術的なテクニックの指導や勝利のみを追求すること以前に、スポーツをする者に、「グッド・ウィナー(good winner)、謙虚たる勝者であれ!」、そして、「グッド・ルーザー(good loser)、潔き敗者であれ!」という精神、態度、行動を形成するために大きな役割を担っている。

●フェアなプレイヤーの特徴

・ルールに従う
・審判の判定を受け入れる
・他の人のよいプレイをほめる
・チームメイトを励ます
・自分のポジションでプレイする
・技能の低い仲間を助ける
・勝ち負けにこだわらないが、
・勝つことをあきらめない
・技能の向上に陰ひなたなく、真摯に努力する

●アンフェアなプレイヤーの特徴

・他の人のプレイを批判する
・審判の判定をののしる
・他の人の失敗を責める
・チームメイトを技量で区別し、足を引っ張る
・ポジションを逸脱し、ゲームを自分だけで支配しようとする
・技能の低い人をからかう
・勝てば満足するが、負ければふてくされる
・楽して技能を向上しようと、易きに流れる

 だから“スポーツ”は、人としての正しき心を育成する、“文化”であると思うのです。


やっぱりミニバスのブログより
(ishii morio)
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by kamonomiyamini | 2013-03-29 05:36 | 指導者関係

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