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「モチベーション vol.1」

 君がバスケットボールを初めてやったときから、今もバスケットボールを続けている理由はなんでしょうか?
 バスケットという競技は、数あるスポーツの中でも相当ハードなことは、日々の練習の中であなたも実感していることだと思います。
 そんなに辛い競技を続けている理由をもし尋ねられたら、あなたはこう答えませんか?
 「バスケットが好きだから・楽しいから」
 もし尋ねられたら、自分も同じように答えるでしょう。しかし、長くバスケットを続けていると、疑問が湧いてくることもあります。
 辛い練習が続き、試合でもうまく行かず、ちっともうまくなる気がしない。そんな時は自分の気持ちがわからなくなってくるものです。
 「本当に自分はバスケットが好きなんだろうか、最近バスケットが楽しくない。面白く感じない」、もう自分の中のバスケ熱は冷めてしまったんじゃないか。
 こう思うことは誰にでもあることで、そのままバスケットから離れてしまう人も、少ないわけではありません(あなたの周りにもいませんか?)。

 こんな気持ちになった時、どうしたらいいでしょうか。
 そこで、バスケットを楽しく感じるときはどんな時かを考えてみましょう。

●初心者の頃の楽しさ

 君がバスケットを始めたころ、バスケットが大好きだったと思います。やり始めのころは、誰にとってもバスケットは楽しいものです。理由は3つあげられます。

1、やることなすこと全て新しい体験ばかり
2、練習すればするほど、どんどん上手くなっていく
3、欲があまりない

 まず1ですが、バスケットの全ての練習、シュートにしろ、パスにしろ、ドリブルにしろ、ゲームにしろ、そのどれもが未知の新しい体験です。誰にとっても初めての体験というのは心が躍り、ワクワクするものです。
 旅行でも、アルバイトでも、自動車の運転でも、初めてのときは楽しいです。
 バスケットに慣れてくると、こうしたワクワクする感覚をなかなか味わえなくなってきます。

 次に2ですが、どの競技でも初心者のうちはのびしろがあり、その競技を覚えてくるほど、うまくなるペースは遅くなっていくように感じます。
 テストの点を20点から70点にするのは簡単ですが、70点から90点にするのは難しいのと同じです。
 10本中7本入るフリースローを9本入るようにするより、1本も入らないところから3、4本入るようにするほうが簡単なのです。
 この「上手くなっている実感」を得られないのも、バスケットが楽しくなくなっている原因のひとつです。

3の「欲があまりない」ですが、君はバスケットの練習をするうちに、「あいつには負けない」や「このプレイではオレが一番だ」と思うことはありませんか。
 これは目標意識をもってバスケットをしていることで、間違っていることではありませんが、反面、「あいつに勝っていない」ことや「思うようにプレイできていないこと」が、知らないうちに自分のストレスになっていることもあります。
 レイアップを外すことは恥ずかしいこと、フリーのシュートは決めて当たり前。このように「出来て当然のこと」が増えていくことは、自分がそういう選手になりたいという欲の裏返しでもあるのです。
 「出来て当然のプレイ」は喜びをあまり生みません。君もレイアップを決めても喜ばなくなった時期があったはずです。

 初心者はミスを恥ずかしいと思いませんし、出来たことは全て喜びに変えることが出来ます。このあたりを理解することが、モチベーション維持の秘訣なのです。


「あなたがバスケットボールで全国大会に出られない理由」より
(ishii morio)
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by kamonomiyamini | 2012-12-09 00:15 | 選手、気持ち

指導者がいろいろなコメントや聞いたことを書き込んでいるページです。
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