> 勝利至上主義
「勝利至上主義」

 手っ取り早く勝つために、基礎的な練習時間が十分に取れず、選手の促成栽培が行われているとすると、子供たちの才能をただ浪費することになる。
 優秀な人材を自らの手で潰すことになりかねないとしたら、由々しき問題である。

 技術が中途半端だから、戦術も中途半端にしか身につかず、子供達もただ負けて叱られるだけ。それでは一体何のためにバスケットをやっているのか疑問になる。

 指導者自身が原点に帰るべき時にきているのではないかと思う。
 ただ単に勝敗のみを強調するのではなく、必要な厳格さと、寛大さをもって広い視野に立って子供達を指導するべきであると思う。
 もちろん、競うことは人間を進歩させる大切な要素であるが、いつまでもその勝負にこだわらない心の広さを指導者自身が持つべきである。

 子供達にも日々の練習で競うことを楽しむゆとりや、プレーしながら競うことと、楽しむことをバランスよく指導することが大切である。
 さらに、プレーの結果だけをみて、うまく出来ない子供達に体罰のみを与えることは、何ら根本的な問題解決にはならない。
 その子供達にどのように自信と勇気を与えて、育てていくかが、指導者として大きな問題である。

 とくに、バスケットボールへの入り口であるミニバスケットボールにおいては、このことはさらに強調され続けなければならない。
 ミニバスケットボール精神の「友情・微笑み・フェアプレー」は、ミニのみではなく、広く普及されねばならない。

 人間性を否定してまで、勝負を追求すべきではない。その試合に負けることにより、全てが否定されるものでもない。


榎本日出夫 氏「Basketball is my life」 
~気がつけばバスケットボール人生~より
(ishii morio)
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by kamonomiyamini | 2012-11-10 05:31 | 指導者関係

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