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「1対1へのこだわり」(合わせ)

 1対1は個人の戦術ですが、5対5の核になる最小単位の戦術でもあります。周囲の状況を無視して勝手に攻めては、チームの戦術は成り立たちません。
 コートにボールはひとつしかないわけですから、最後にシュートできるのは一人だけです。その人にシュートの技術がなければ、シュートは入らないでしょう。シュートにいくまでの、パスやドリブルの技術やボール運びの動き方、スクリーンプレーなどなどがどんなにうまくても、最後のシュートの成否ですべてが決まります。
 逆に、シュート以外のプレーがうまくいかなければ、どんなにシュートがうまくても、シュートができなければ、宝のもちぐされということになります。
 実際の試合では、1対1の攻撃を仕掛けた時には、必ずと言っていいほど、マークマン以外のディフェンスがカバーリングしてきます。つまり、1対1をする上では、マークマンを抜いた後のカバーに来る相手という2人以上のディフェンスを相手にすることを想定していなければなりません。
 したがって、それに合わせて動く「合わせ」が必要となってきます。状況を打開するには、チームメイトの協力が必要であり、1対1をチームプレーの中の1対1と位置づけしていくことが大切でしょう。
 カバーリングにきた相手がマークしている味方プレイヤーが、パスをしやすい場所に動くことが大切です。それがノーマークのシュートにつながります。

 ぜひ、合わせも考えたチーム戦術の中で機能する1対1を身につけましょう。


「バスケットのちから~籠球論語~」より
(ishii morio)
by kamonomiyamini | 2012-09-14 21:36 | 技術

指導者がいろいろなコメントや聞いたことを書き込んでいるページです。
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