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パスとドリブル
「パスとドリブル」
ボール運びを含めて、シュートに向かうための攻撃(ボールの展開)の方法には、ドリブルとパスの2つの方法があります。 パスはスピードが速く、一気に攻撃エリアまでボールを持っていけます。また、ディフェンスを崩したりするのにも効果的です。 しかし、パスはボールをコントロールできない時間が長いということに気づかなければなりません。ボールが手から離れている時間が長いということは、パスミスやディフェンスによるパスカットでボールを奪われる可能性が大きくなります。 さて、ドリブルはパスと比較すると、攻め込むスピードは速くありません。そのため相手にディフェンスをセットする時間を与えてしまいます。 しかし、パスと違い、常にボールが手元近くにあることから、ボールを奪われにくくなります。ボールを守りやすく、ミスの危険は小さくなります。ドリブルの技術の習得と向上の目的はここにあります。 パスとドリブルのどちらでボールを運ぶかは、ドリブラーの能力やチームカラー、試合の状況によって変わってきます。 しかし、パスだけに頼るプレーや、ドリブルだけに頼るプレーでは、どれだけ素晴らしいプレーや技術であっても、ディフェンスに読まれてしまい、勝負にならずにおさえられてしまうでしょう。 そう考えると、パスもドリブルも必要な技術で、特にドリブルは絶対的に必要な技術になります。 でも、ドリブルに頼りすぎては、オフェンスのリズムを崩すひとりよがりのプレーになってしまう危険性が潜んでいることも確かです。 パスの特徴とドリブルの特徴を理解した上で、うまく使い分けることができれば、よりディフェンスを苦しめるプレーをすることができるでしょう。 それと、パスとドリブルを的確に使い分けて、効果的に攻撃するのには、広い視野が重要なポイントになります。 「バスケットのちから~籠球論語~」より (ishii morio)
by kamonomiyamini
| 2012-09-05 22:18
| 技術
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