> 「勝つことだけがすべて」はスポーツじゃない
  Life Skillとは、社会力、社会の中で自分らしく生き抜く力
  (スポーツで得られるものは、「勝敗」ではなく、ライフスキル)

スポーツで勝つことと人生に勝つことは無関係
 勝つことはすばらしい、勝つことを目指すこともすばらしいことであるが、「勝つことだけがすべて」という考えや勝った人だけを認めるようなことはあってはならない。試合には勝者と敗者が必ずいる。負けた人も認められるような環境が必要なのである。
 今回、アテネオリンピックには多くの選手が参加したが、メダルを取った人だけが注目され、報道されているのが今の日本の現実である。なぜならば、日本のスポーツは「体育至上主義」、「勝利至上主義」で、勝者のみが認められる傾向が強いからである。日本では3位と4位の差は相当に大きい。銅メダルとノーメダルの差である。たとえ、メダルが取れなくとも世界で4番目はすごいことと素直に評価できないのだろうか?それがないから日本のスポーツはいつまでも競技であって文化にはならないのである。
 また、今回イチローがメジャーリーグの記録を塗り替えたときのように、アメリカは相手が誰であろうと「すばらしいものはすばらしい」と素直に認める国で、それに反して日本は「ねたみ文化」といわれている。野球で王選手のホームラン記録を外国の選手(済みません名前は忘れました)が抜きそうになったときに敬遠してブーイングをあびたのがいい例だと思う。
 勝つことあるいは勝ちを目指すことは大切なことだが、勝敗がその後の人生へ及ぼす影響はほとんどない。それよりもスポーツを通して得られる考え方や生き方などの精神的なことが人生に役立つのである。
これを「ライフスキル」といい、指導者はこれを教えなくてはならないのである。
 
  バスケットボールの神様と言われるマイケル・ジョーダンが引退のインタビューで言ったことばは、「バスケットボールは、人を敬うことと努力することを教えてくれた。」である。
彼はバスケットボールをすることによって名声と富を得たが、それは結果であって、彼の人生に必要な「人を敬うこと」や「努力」というライフスキルを学んだからこそなし得たのである。

  指導者として勝つことにこだわることは必要なことである。ただ、そこには自分の揺るぎないポリシーとデリカシーがなければならない。それもこどもたちを正しい方向に進ませるべき考え方でなければならない。かつて勝つことに手段を選ばなかった指導者に教えられたこどもたちが中学校で不良になってしまったこともある。
ミニバスの指導者はこどもたちの人生に大きく影響するのである。だからこそミニバスの指導者はいい教育者でなければならないのである。それは学校の先生が授業で教えるような学力ではなく、人生の先輩として「人間として大切なこと」、「ライフスキル」を教えなければならないのである。
また、指導者は勝ったことを自分の勲章にしてはならない。指導者におごりが出たときに自分の成長がなくなるのである。

(2014.10.15 辻 秀一氏講演会を拝聴しての私見)
   (ishii morio)
[PR]
by kamonomiyamini | 2012-06-01 14:34 | 名言、格言

指導者がいろいろなコメントや聞いたことを書き込んでいるページです。
by kamonomiyamini
> 最新のトラックバック
> ライフログ
> 検索
> ブログパーツ
> 最新の記事
選択肢を奪う指示
at 2016-11-14 22:06
「するな」と「しろ」
at 2016-11-02 21:40
子どものタイプ
at 2016-10-31 12:18
檄を飛ばす
at 2016-10-28 22:56
下手くそ
at 2016-10-28 17:50
> 外部リンク
> ファン
> ブログジャンル
> 画像一覧