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叱るには愛情が必要
「叱るには愛情が必要」

 叱る技術というのは適切な運用をするのにいくつものポイントがあります。ただ怒りをぶちまけたり、問題を指摘するだけでは、真に効果のある叱り方にはなりません。

 意識して叱るためには、相手のことを考えてあげなくては不可能です。
 相手の置かれた状況、相手の気持ち、相手に響く言葉。どれも相手のことを思いやる、相手をいい人生にしてあげたいと願う愛情なしには理解できませんし、いい叱り方をすることはできません。

 指導者がどのような立場に置かれても、この叱る技術を修得することは必ず役に立つはずです。
 人と人を繋げ、チームをよりよいものにするために、ぜひ、叱る技術を身につけましょう。


(ishii morio)
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by kamonomiyamini | 2013-07-25 23:16 | 指導者関係
褒める時を見逃さない
「褒める時を見逃さない」

 叱ることは2人の関係に変化をもたらします。少しのぎこちなさが生まれるかもしれません。
 相手は自分のことを「できない奴」だと思っているんだという劣等感が生まれるかもしれないし、それに対する反発も起こるでしょう。
 プレッシャーも生まれるでしょうし、見返してやりたいという期待も出てくるかもしれません。
 いずれにしろ大切なのは、「叱るだけでは人は成長しない」ということを忘れないことです。叱ることだけで人を成長させていこうと考えるのは間違っています。厳しくするだけではいけません。

 叱るときには「この人になら言われてもいい」と思われるような関係性が築けていないと効果がありません。
 叱ってばかりなリーダーや指導者がよい結果を残しているときもありますが、ほとんどの場合において、叱る相手との関係をしっかり作ってから叱っています。
 関係性を作るとは、相手を承認していると気づかせることです。憎いから叱るのではなく、相手の人格を認めた上での叱咤なのだと相手に感じさせることです。

 叱った後は常に褒める機会を伺いましょう。褒めることは相手を認めることに通じます。ほんの少しのことでも、向上のきざしがあるのなら、見逃さずに褒めることです。
 相手が前向きなチャレンジをし始めたのなら、それはわずかながら心のミスが解決に向かっているサインです。どれほどキツく叱った直後でも、すぐさま褒められる姿勢でいること。太陽だけでも雨だけでも植物は育ってくれません。

(ishii morio)
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by kamonomiyamini | 2013-07-25 22:32 | 指導者関係
叱り方で失敗しない3つのルール
「叱り方で失敗しない3つのルール」

指導者の言葉で心のミスを改めさせるには、3つのルールがあります。

 1つは能力や人格の否定を絶対にしないことです。
 「こんなこともできないなんて、何を考えて生きているんだ?」
 「人間失格だな」「それで恥ずかしいと思わないのか?」
 自分で例にあげていても、胸クソが悪くなるような言葉です。これらは嫌味で傷つく上に、問題の解決に何の役にも立ちません。絶対にこんな言い回しを採用してはいけません。

 指導者が叱るのは「こと」に対してであって「人」に対してではありません。
 「丁寧な受け答えをしろと言ったよな?」とは言っても、「あんな言い方をするなんてどうかしているんじゃないか?」とは言ってはいけません。
 「リバウンドを忘れてはいけないと何度も言っているだろう」とは言っても、「物覚えの悪い頭を持っているのはどいつだ?」と言うのはダメです。相手自身を否定するのではなく、問題を指摘することを心がけましょう。

 もう1つのルールは、何が悪いかを明確にすることです。叱るのであれば、何がいけないかを具体的に教えてあげなくてはなりません。
 「もっと愛想をよくしよう」と言うのでは足りません。笑顔が足りないのか、声が小さいのか、態度がよそよそしいのか、という点まで教えてあげなくてはいけません。漠然とした指摘はいけません。
 「リバウンドを取れ!」ではなく、「シュートを打った瞬間を見逃さずに、マークマンに接触しろ!」というべきです。

 ミスをしていることも、それが良くないことも本人はわかっています。だからこそ叱る時には、改善の方法をセットにして教えなければなりません。「とにかくやれ!」で向上する人間はいません。「こうするべきじゃないのか?」という具体的な方針を示してあげることです。

 3つめのルールは、価値を再発見するような言い方をすることです。
 例えばやる気のあがらない教師に「やる気を出さないと自分のためにならないだろう!」と言っても、気を取りなおさせるのは難しい。
 そこで「お前の働きで家族が食べていけるんじゃないか」「お前が頑張ることで、子どもたちは優しく強い大人の姿を学べるんだ」「お前は授業を通して国の未来をつくる仕事をしているんだ」というように、取り組みについての新しい価値観を気づかせてあげましょう。

 一番の方法は、仲間への友情や家族への愛情を思い出させてあげる事です。
 「お前がやらないことで仲間の努力が無駄になってしまうんじゃないか」
 「君がそうすることで、お姉さんはずいぶんがっかりするんじゃないかい」
 これは泣き落としだとか、情に訴えかける言葉だと思われていますが、価値の再発見にとても効果があります。自分の取り組みが何をもたらすかについて、人は簡単に忘れるものです。


 叱り方の3つのルール

1.能力や人格の否定を絶対にしないこと
2.何が悪いかを明確にすること
3.価値を再発見するような言い方をすること


(ishii morio)
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by kamonomiyamini | 2013-07-25 21:45 | 指導者関係
言霊(ことだま)エネルギー
「言霊(ことだま)エネルギー」

明元素(めいげんそ)
 現状を打破するプラスな言葉、この言葉を言えるまたは思う人は進歩や成功する方向へ向かえるそうです。

  がんばります  簡単だ  おもしろい  できる
  楽だ  やれる  楽しい  やってみよう
  うれしい  幸せだ  元気だ  可能だ


暗病反(あんびょうたん)
 現状を維持または後退するマイナスな言葉、この言葉を言うまたは思う人は進歩や成功する可能性が低いそうです。

  忙しい  疲れた  むずかしい  できない
  つまらない  いやだ  だめだ  つらい
  やりたくない  おもしろくない  困った
  苦しい  わからない  大変だ  失敗した


 さて、君はコーチにプレイしてみろと言われた時に、どちらの言葉を考えますか?

(ishii morio)
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by kamonomiyamini | 2013-07-20 17:45 | ishii morioの独り言
スタミナがない君へ
「体力作りに欠かせない4つの方法」

1 習慣づけて定期的に運動する

 君がプロバスケットボール選手かオフィスワーカーかで、求められる体力はずいぶんと違ったものになります。もっと言えば、君がプロ棋士だった場合、プロバスケットボール選手とはまた違った体力をつける必要があるでしょう。活動目的によって必要となる体力というのは異なってきます。それでも、運動が君の成果と成長を後押しする基礎的な体力を培うことははっきりとしています。

 君が激しい運動をしないとしても、ウォーキングの習慣は体力を向上させるのにもっともいいものです。少ない負荷で効率的に全身を鍛えられ、脂肪を燃焼させる効果もあります。心臓の負荷を気にせずに気持ちのいい疲労感を味わいたいのならランニングをしてもいいでしょう。

 大切なのは継続して習慣にしてしまうことです。ギプスをつけたことがある人ならみな、筋肉というのが使わないだけで瞬く間に衰えていくことを知っていて、その速度は想像以上です。
 「朝や食後に歩く」「日曜日は走る」など、目的の活動強度にあわせて自分に習慣を根づかせましょう。


2 理想的な食生活を送る

 食事は君の不足したエネルギーを補給してくれる唯一の方法です。私達の身体は日々生まれ変わっていて、食事によって身体の構成が変化します。
 君が体力を増進したいのなら、より健康的でバランスのとれた食事をしなければなりません。アスリートならば更に気を使い、練習後の筋力増強にタンパク質を、試合前には炭水化物を摂るなど、トレーニング内容に合わせて個々の工夫を積極的にしなくてはなりません。

 主食、主菜、副菜を日頃からバランスよく摂りましょう。君の活動にたくさんの体力が必要なら、長い目で自分のことを考えなくてはなりません。
 1週間に3回インスタント食品を食べれば、7年間のうち丸1年をインスタント食品で過ごすことになります。これは体づくりには致命的なことです。
 どんなに成長したいと願っても、細かいことを疎かにしては決して不可能です。今、目の前の習慣を変えましょう。


3 睡眠を良質で適切なものにする

 体力面において、睡眠はいつもないがしろにされています。十分な睡眠をとれないことが、人のパフォーマンスをどれだけ阻害するかについては明らかですが、普段から睡眠をとらない人ほどその影響を無視してしまいます。
 多少の無理をきかせることで、睡眠不足を補うことは出来ないことではありませんが、その非効率さは本人が思うより深刻です。

 睡眠不足は集中力、ストレス耐性、免疫力を低下させ、安定的で質の良い活動を壊します。自分のことをコントロール出来なかったり、突発的な怪我や病気に弱い状態を自分で作り出すのは自由ですが、同じ口で「上手くなりたい」ということはできません。

 ここに用意したのは睡眠の質を根底から向上させ、君の体力、ひいては成長力を高めてくれる方法を伝える記事です。
 睡眠について疑問を持っていたり、より強く賢く成長したい人はぜひ活用してください。


4 回復力を高めるための休息をとる

 体力増進のコツは運動時よりも休息時にあります。どれほどハードに運動できたとしても、適切に休まなければ、スタミナが増強されることはありません。
 人間の体は運動によって疲れたあと、回復時に前の段階より少しだけ強くなろう(超回復)とします。この働きを助けているのは、すでに挙げた食事と睡眠に加えて適度な休息に他なりません。

 休養には消極的なものと積極的なものがあります。消極的なものは身体を動かすような真似をせずに、肉体的な疲労の回復を主な目的とします。積極的なものはレクリエーションや遊びを行うことで、これは軽い運動とともに精神面でのリフレッシュを測るものです。
 その時々で、自分が心から好きだと思える方を選べばけっこうです。四六時中、運動をしていても体力向上には逆効果です。正しい休息を選択して自分を助けてあげましょう。


5 体力というガソリンを積み込もう

 もう一度まとめてみましょう。

 ・習慣づけて定期的に運動する
 ・理想的な食生活を送る
 ・睡眠を良質で適切なものにする
 ・回復力を高めるための休息をとる

 この4つのコツをうまく意識して続けられれば、体力は必ず向上します。それは、すなわち努力の量と質の向上を表しています。
 1日100km走れる車と、80kmしか走れない車では、長い間にとんでもなく距離が開きます。全力でアクセルを踏もうが、追いつくことはできません。

 まずは、スタミナというガソリンを多く身体に積み込みましょう。君が周りの体力のない人と競争した時に、その効果は驚くほど浮き彫りになって君を満足させるでしょう。


NO LOVE, NO TEAMより
(ishii morio)
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by kamonomiyamini | 2013-07-20 07:10 | からだのメンテナンス
セルフコントロール vol.2
「セルフコントロール」 vol.2

3 仲間を許し、事実と感情を分ける術を知る

 いかに熟練の選手と言えども、人間関係において感情を制御するのはとても難しいことです。
 人の気持ちや言動、行動まではなかなか予期できません。こればかりはゲームの展開や試験問題の傾向を予想するようにはいきません。
 君の直面する現実が理想とかけ離れている場合、そしてその原因がチームメイトのミスや予定外の行動にある場合を考えてみましょう。君が理想に対して想いを強くしているほど、怒りや葛藤は大きくなるのではないでしょうか。

 あるいは、本来は助け合うはずの仲間が、いざという大切な時に君を非難し、怒りを向けてきたらどうでしょうか。君が本当に仲間を怒らせる行動をとったかとっていないかに関わらず、少なくない動揺を君に与えてしまうのではないでしょうか。

 人間が人間から受ける影響というものは、状況や環境の変化から受ける影響よりもずっと大きいです。仲間との人間関係でトラブルが起きたとしたら、それは他の何にも勝る深刻な障害なのです。
 だから、このような事態についても、しっかりとしたセルフコントロールを保てるようにしなければなりません。何としても結果を手にしたいのならば、こういったトラブルでさえも乗り切らなければなりません。

 もっとも効果的で、急場での唯一の解決策を教えましょう。それは事実と感情を分けることです。
 たとえば仲間がミスをします。チームの目的にそぐわない行動をとります。君は感情的になり、怒ったり不安になったりします。
 しかし、本当にその状況でするべきなのは「怒ったり不安になったりすること」なのでしょうか? 君がするべきなのは、もっと別のことではないのでしょうか。事実上、何が起こったとしても、君の感情が激しく動かなければならない理由はありません。

 起こったことと、君の感情の間に相関関係を作らないことです。大事な場面でコーチに怒られたとしたら、君は動揺するかもしれません。「何が悪かったんだ?」「あんな言い方しなくてもいいじゃないか」「一生懸命やっているのに」

 しかし、その場面で必要なのは、こういった想いを抱くことではありません。実際に結果を残すために何をすべきか考えて、それを実行するべきです。
 コーチは君のプレイを修正しようとしただけであって、君とは今から絶交だと宣言したわけではありません。君たちは事実を受け取って、そこで湧き上がった感情にありのままに付きあおうとしますが、大事な場面ではそんなことをしてはいけません。

 事実と感情は区別しなければなりません。君は起こった出来事を把握するのと、自分の感情を把握するのを別々に行わなければなりません。
 感情のままに行動していいのは、誰かがなんとかしてくれる子供だけです。結果を手にしたいのなら、自分の感情に振り回されてはいけません。では、具体的にはどうすればよいのでしょうか?


4 人を許し、受け入れる方法

 大事なときに仲間との関係で感情的なトラブルを抱えないためには、人を許す必要があります。誰かとの関係で感情的になってしまうときは、人は必ず「自分本位」の考え方になっているものだからです。

 仲間のミスや意にそぐわない行動で苛立ったりするのは、「自分が現実をこうしたい」という理想で頭の中がいっぱいになっているからです。
 誰かに何かを言われて落ち込んだり反発するのは「自分を守りたい、大事にしたい」という防衛本能が働いているからです。

 このように、自分の考えや存在を後生大事に守ろうとしているようでは、君は自分の感情に振り回されてばかりになります。君の優先順位は実際に行動を起こして、現実を変えていくことではなく、心の中で自分をいたわり、慰め、称賛することに変わってしまうのです。

 他人のことは受け入れ、許さなくてはなりません。大事な場面で君に必要なのは「その人はその人なりに最善を尽くしている」というシンプルな考え方を身に付けることです。君がもしその人の立場だったら、同じことをしただろうと考えることです。

 「その人なりじゃダメだ! 仲間はもっと強く正確に行動し、コーチはもっとこちらの感情を大事にする物言いをしなければいけない!」と君は思うかもしれないし、実際にそのとおりでしょう。
 もし、そのことを相手に指摘して現実を変えられるならそうすればいい。しかし、ほとんどの場合、それはうまくいきません。他人を変えようと思うのなら、もっと長い年月をかけて関係を作り、努力しなければいけないからです。

 私たちが障害にぶつかり、不快感を感じるとき、必ず自分本位の考え方になります。自分を守りたくなり、責任を他人に求めたくなります。
 しかし、大事な場面でそんなことをしていては、本当に欲しいものは手に入りません。怒るなとは言いません。怒りはエネルギーです。でも、怒りに支配されてはいけません。怒った後に現実を、他人を許し、一度は受け入れることです。
 そして、ありのままの感情ではなく、起こっている「事実」から自分のやるべきことを判断し、実行するのです。

 このような障害に対応する能力は、個人の資質や性格で決まるわけではありません。その分野において経験の豊富な人は、あらゆる障害に対して適応するすべを身につけています。ということは、これは訓練できる能力だということです。君が小学生だとしても、「大事な場面でうまくいかない」経験をすることは可能ですし、その時になるべく自分をコントロールしようと務めることはできます。

 そして、その訓練を積み、大事な場面でのセルフコントロール力が高まれば高まるほど、その後の人生で君が手にする結果の質は大きく変わってくるでしょう。
 だから、この考え方は、すべての人が一刻も早く身に付けるべき考え方といえるのです。


5  自分の感情を観察しよう

 大事な場面でのセルフコントロール方法

①祈るのではなく、困難を予測し、準備しておく
②事実と感情を分け、仲間を許す
③現実を直視し、為すべきことを見出す

 外に出て寒いと感じると、私たちは何となく元気をなくしてしまいます。つまり、ありのままの感情を受け入れて生きるとは、自分の感情を外部の環境の変化に委ねることに他なりません。
 君は自分に「なあに、このくらい寒くもなんともないさ」と言い聞かせなければなりません。そういった心構えを持つ人だけが、自分の人生を、現実をコントロールし、結果を手にすることができるのです。

 チームがピンチに陥ったとき、誰かが自分を強く保たなければなりません。感情的にならず、怒りも不安も無気力も跳ね飛ばして、現実を変えるべく奮闘しなければなりません。
 そして、それは君の役割なのです。
 君がこの記事を少しでも役立てて、チームの中で、大事な仲間を救い出せる人になれますように。


NO LOVE, NO TEAMより
(ishii morio)
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by kamonomiyamini | 2013-07-20 06:06 | 選手、気持ち
セルフコントロール vol.1
「セルフコントロール」 vol.1

 君がチームで何かを成し遂げようとするときには、多くの障害が行く手に待ち受けています。それは仲間との協力がうまくいかないことかもしれないし、君自身が十分に力を発揮できないことかもしれません。あるいはチームとしてなかなか成果が出ないことに対する不安なのかもしれません。
 いずれにしろ、この難しい道のりを君は進んで行かなければならないのです。

 これら多くの障害を乗り越えるために必要なのはなんでしょうか? それは自分の感情をコントロールすることです。自分の望みが叶わないとき、現実が理想にそぐわないとき、君は試練にさらされます。
 この理想どおりにいかない現実にうまく折り合って、状況を実際に変えていくには、いったいどのような心構えが必要なのでしょうか。

 ここでは自分の激しい感情を制御し、怒りを抑え、他人を許し、受け入れがたい現状を受け入れていく心の持ち方について記します。


1 セルフコントロールとは何?

 大リーグ、MLBのイチロー選手は、「自分の可能性が広がったと思うか」と質問された時に、「器が広がったとは感じていない。器の中でどれくらい力を発揮できるか、それが変わったと思う」と返答しました。これは多くの人にとって非常に大きな学びを与えてくれる言葉です。

 君が勉強をし、知識を身につけ、身体を鍛え、自分の器を広げていったとしても、「自分の器を最大限に生かせるかどうかは別の問題」です。
 たとえば極度に緊張してしまうのなら、どれだけ運動能力があっても、どれだけ頭が良くても、試合や試験で最高の結果を望むことはできないでしょう。

 これと同じように、君がいくら自分の能力を高める努力をしたとしても、それを実際にチーム活動の中で活かしていけるかは別問題です。
 君は仲間と上手く協力したり、不安を消化して気持ちを強く持ったり、現実をまっすぐに見つめて為すべきことに集中する必要があり、それを成し遂げてくれる能力を「セルフコントロール」の力といいます。
 いくら練習をしたり、問題集を解きまくっても、セルフコントロールの下手な人は、結果をなかなか手にできません。

 何かを達成しようとすれば、必ずうまくいかないことが起こります。
 君たちが壁にぶつかった時に感じるのは「不快感」です。理想と違う現実を前にして、悲しみ、無力感、そして怒りが胸の底から湧き上がります。これらの感情が君たちに大きな影響をもたらし、邪魔をするでしょう。
 しかし、肝心なことは挑戦とは壁に立ち向かうことなのですから、これらの感情は予測されてしかるべきだということです。


2 不快感は祈りではなく、予測によって消せる

 熟練のスポーツ選手は大舞台にあっても冷静です。そして多少のアクシデントにはビクともしません。
 何故でしょうか? 彼らは経験上、大舞台でどういうことが起こりえて、自分がどういった心理状態に置かれる可能性があるかを知っているのです。

 君が道を歩いていて、見知らぬ人にいきなり殴られたとしたら、身体的・精神的ダメージは計り知れません。ですがあらかじめそれを知っていたらどうでしょうか。君は歯を食いしばり、拳の痛みが襲うタイミングを測ってそれを受け入れる。動揺は比較的少なく、落ち着いてその後の状況に対処することができるはずです。

 君が何かに挑戦するときには、まさにこのような態度が必要です。
 明日に大事な試験があるとき、多くの人は何事もないように祈ります。無事に試験が終えられるように願います。
 しかし、本当によい結果を残したいのならば、何が起こってしまうかを事前に予測して、準備と心構えをしておくべきです。

 プロスポーツ選手たちは、勝負の場で起こるあらゆることを予測して、対応しようと務めています。彼らは祈りません。勝負の場面で自分を救ってくれるのは祈りではなく、状況に対する自分の行動だと知っているからです。

 例えば、試合でピンチになります。相手チームに激しく追い上げられ、打開策がないように見えて、ただやられるのを待つばかりになります。君は動揺します。掴みかけた勝利がこぼれ落ちてしまうと焦ります。
 しかし、それは勝負の場では起こりえる事態なはずです。そんなことが起こる可能性があることは、君にはわかっていた。ならばそうした時にどうするべきなのかも、予測できていたはずです。

 つまり、自分の感情を制御して、為すべき行動を自分にさせるのは未来の予測と入念な準備に他なりません。予測と準備こそがセルフコントロールの基礎だといえます。
 君が本当に良い結果を手にしたいのなら、祈るのではなく、考えるのです。これから行く道に何が起こり、そんなときにはどう行動すればよいのかを。


NO LOVE, NO TEAMより
(ishii morio)
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by kamonomiyamini | 2013-07-20 04:43 | 選手、気持ち
楽しくやろう
「楽しくやろう」

 バスケットをはじめ、あらゆるスポーツは単なるゲームです。
 何故、単なるゲームに夢中になるのでしょうか?
 それは面白いからです。面白いと感じなければ、誰もゲームなどしないでしょう。当たり前ですね。
 そのゲームの何が面白いのか?それはその人によって、面白いと感じる内容や場面は様々です。
 例えば、あるプレーでも得意、不得意がありますから、得意なことに面白さを感じ、やがて不得意なことに挑戦して、できるようになり、それが得意なものになることも面白いと感じる一面だと思います。

 その場面、場面での面白さを体験しながら、ゲームのエンドステイトとしての勝敗が決まるのです。
 勝てば嬉しいし、負ければ悔しい。そのエンドステイトまで含めて、ゲームは面白いと感じるのです。
 結果としての勝敗が、最初からわからないから、常に自分の全力を出すために、激しく競り合い、頭を使い、次を予測し、相手と駆け引きをし、仲間と合わせ、そこに一番の面白さを感じるのでしょう。

 これが最初から、エンドステイトの勝ち負けを意識し、負けることを恐れ、また正当な手段なしに、勝利することだけをねらったゲームは面白いとは感じないでしょう。
 結果にとらわれず、自分達の全力を、あらゆる場面で出し切ろうとする。それが出し切れたときの喜びが積み重なり、あるいは、出し切れずに失敗したときの悔しさをバネにして、リトライして成功したときの喜びを感じる。その繰り返しが、単なるゲームに夢中になる根本だと思います。

 そこに「〇〇道」という精神を究める、精神論を入れるのは、日本人、特有の文化です。私は、それを否定はしません。ただ、物事の本質を忘れてはならないと言いたいのです。
 本来、面白いはずのスポーツというゲームが、面白さを感じることなく、ストレスが溜まっていくことが、本質から外れているのです。
 ゲームの終始を通じて、激しく競り合い、駆け引きをし、正当な手段で、高度な技を駆使して決めていく。その面白さの積み重ねの結果が、エンドステイトの勝敗となって面白さになるのです。

 スポーツをするということの本質を忘れないことが大切だと思うのです。


やっぱりミニバスのブログより
(ishii morio)
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by kamonomiyamini | 2013-07-19 19:20 | 選手、気持ち
教え方マニュアル
「教え方マニュアル」

1 面白いことを教えようとしていると肝に銘じる。
2 子どもが上手くできないのは、自分のせいである。
3 まず全体像を把握させる。
4 物語仕立てで語る。
5 実況しながら実際にやって見せる。
6 君を機械にするのではなく、君が学ぶ手助けをするのが目的だと告げる。
7 まずはダメなことは、はじめに厳しく叩きこむ。
8 やるべきことを一つだけ、具体例をあげてしつこく教えよう。
9 一つのことを教えているときに、あとは自由に学ばせること。
10 やり方とコツを示したら、細かいことまで押しつけるべきではない。
11 すべての手立てを尽くして褒めてあげる。
12 「とにかくやれ!」と叱って子どもがやるようなら、世界中の人が名コーチになる。
13 「なぜミスをしたと思う?」と問いかけて反省させてみて、気づかせる。
14 とるべき行動(プレイ)に名前をつける。


(ishii morio)
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by kamonomiyamini | 2013-07-11 22:46 | 指導者関係
ありがとう vol.3
「ありがとうを口に出すために」

 あなたが最近「ありがとう」を口に出していないのなら、今すぐにでも自分の態度を見なおさなければなりません。
 誰かの助けを受けない無人島にいるのでもないかぎり、社会生活において誰かの助けを受けることなく生活することは不可能なのですから、買い物をするときでも宅配便を受け取る時でも、必ず「ありがとう」が発生する機会はあるはずです。
  「ありがとう」から遠ざかっているのなら、次の2つのケースに当てはまるでしょう。

1 人からの助けを感知できない。
2 人からの助けを感知していても言えない。


1 人からの助けを感知できない場合

 あなたが、この世で生きているかぎり、「ありがとう」の対象は全方向にあふれています。
 しかし「ありがとう」は人からの助けや贈り物や善意を感知することができなければ言うことはできません。勘違いしてはいけないのが、「ありがとう」は特に重要な好意にだけ発動するべき言葉ではないということです。

 例えば、あなたの前に食事が運ばれてきます。それは、どこかの誰かの助けがあなたに届いたことを意味します。用意してくれたのは親かもしれないし、お店の人かもしれません。ひょとしたら自分かもしれませんが、食材を作ったり、売ったりしてくれた人がいるはずです。
 それらは本来、あなたから「ありがとう」を告げるべき存在です。小さなことでも、それを感知できるようになるべきです。

 親が子供を育てるのは「当たり前」で、お店の人が食事を出すのは「当たり前」だろうという発想を持ってはいけません。
 同じ理屈で、チームメイトがあなたを助けることが「当たり前」と化してしまうことです。そうすれば、お互いの必要性を確認する習慣はいつの間にか消えていき、チームは衰退するでしょう。

 当たり前のことでしょうが、「ありがとう」は「ありがとう」です。どんなに親しい中でも、細かく言っていきましょう。
 「ありがとう」はチームメイトに活力を与えるだけではなく、自分自身のパフォーマンスも上げます。自分は助けられているという実感を声に出して確認することは、自分は他人から助けを得られるような人間だという自己承認に繋がります。
 そしてその実感が、助けをくれた他者への愛を起動するからです。


2 人からの助けを感知していても言えない場合

 すでに述べましたが、人からの好意や助けを「当たり前」と感じてしまうマインドでは、「ありがとう」という反応を自分の中から引き出すことはできませんし、自分の能力をしっかりと発揮することはできません。
 当たり前と思っているのなら一刻も早く、考え方を改めるべきです。

 また、そういった好意や助けを感知することができても、普段からすぐにお礼を言う習慣がなければ、いざというときに「ありがとう」という反応を返すことはできません。

 「ありがとう」は筋トレと一緒です。言えば言うほど簡単に言えるようになりますが、普段言わないと言う力がみるみる衰えていってしまいます。
 コンビニで物を買うときに「どうも」と言うように心がけましょう。シュートを決められたら、パスをくれた相手に必ず「ナイスパス」と告げる習慣をつけましょう。何かを達成したら、それが誰の助けをもってできたことかを考えることを、身に染み込ませましょう。

 他人に対して心と身体が固いと言葉が出ないというのは、多くの人の実感です。
 人と長いあいだ話さないと、喋り方を忘れてしまいます。長い間黙っていると、腹から声を出せずにかすれてしまいます。
 自分の心も身体も、相手を受け入れられるように、毎日毎日誰かとつながり、相手に感謝する自分の型を作っていきましょう。
 それがどんなに感謝すべき理由がないように見える相手にでも、常に感謝の言葉を告げている自分をイメージすることで、自分の反応を変えていけます。


3 「ありがとう」を積み重ねましょう

 自分の周りにありがとうの山を築きましょう。その声はあなたとあなたの大切な人を幸せにし、あなたのチームを強く、楽しく素晴らしいものに作り変えていく魔法の材料です。

  「ありがとう」は難しいことではありません。簡単です。5つの音節からなる言葉を口から出せばいいだけです。
 それがどんなにたどたどしいものであろうとも、本当に気持ちを込めて言えば必ず通じます。人間はそれを察知する力のある生き物だからです。

 あなたとあなたのチームの幸せな未来をを祈ります。


(ishii morio)
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by kamonomiyamini | 2013-07-08 23:47 | ishii morioの独り言