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「何を怒り、叱るのか」

 ミスをしたから怒る。
 上手くいかないから怒る。
 試合に負けて怒る。
 試合自体には勝っても途中の局面的なことで怒る。

 といった具合に、気にいらないプレイや試合に負けたこと自体をなじっているだけでは、その言葉の中に選手達が次に生かすべきアドバイスを見出すことは難しいでしょう。ましてや、怒鳴り散らして非難する、体罰を課するといった行動の中には、アドバイス性は皆無です。

 ミスが生じた状況や上手くいかないメカニズムを指導者が理解していれば、練習ないし試合の中で修正できるように具体的にアドバイスしていくことが可能なはずです。
 スキル不足は指導者の至らなさを反映しているということに尽きます。
 また、試合に勝つのは選手のおかげ、負けるのは指導者の責任という鉄則に鑑みれば、

 「勝った試合の中には選手達の課題を見つけ、負けた試合の中には指導者自身の課題を見つける」べきです。

 子ども達を叱るのは、意図・意思・勇気があれば出来たはずのことをやらなかった時です。
 例えば、ルーズボールとリバウンドへの参加を怠った時には相当叱りますし、ディフェンスのハリーバックや速攻といったトランジション時のダッシュをサボったとき、オフェンス時のセイフティを忘れた時(気付いていたのに動かなかった時)も同様です。これらに関しては、子供達の中に習慣化されてチームカラーとして定着するまで言い続ける覚悟です。

 また、普段から注意している悪い癖が出てしまったら、そのことを認識させるために指摘することも多いです。
 一年中同じことを注意される子だって出てきますが、指導者として選手の成長をあきらめたら負けだと思っているので、見捨てない代わりに、良い方向に進むまで永遠に注意し続ける一方で、少しでも改善したら手放しで褒めることの繰り返しです。
 どちらが根負けするか? 我慢比べですが、負けてたまるか!

(ishii morio)
by kamonomiyamini | 2013-04-16 20:42 | 指導者関係

指導者がいろいろなコメントや聞いたことを書き込んでいるページです。
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