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「1対1とは」vol.2

 1対1には、ボールを持った状況とボールを持たない状況とがあります。その違いとは・・・

 ボール保持の状況は、ボールを持たないオフェンスプレーヤーがボールをキャッチした時にはじまり、シュート、ドリブル、パスにフェイントを組み合わせて動くことで展開されます。
 ディフェンスは、その展開を予測することで、それを阻止するか、ボールを奪うことで得点させないことを考えます。
 その意味では、予測、適切なポジション取り、フットワークを駆使しなければならないと思います。

 次に、ボールを持たない状況の1対1では、オフェンスプレーヤーはまず、ボールを持った味方の動きを邪魔しないことが必要です。それには、適切なスペーシングの意識が必要でしょう。
 まず、自分の近くにいるディフェンスをひきつけることが大切です。そして、そのマークマンを振り払う、又は出し抜いてカッティングの動きを適切なタイミングで行います。
 それは、自分がボールを貰って攻める目的だけでなく、その動きによって、ディフェンスを崩し、味方に攻めるスペースを与えるものであってもいいはずです。

 ボールを持たない相手へのディフェンスは、ボールを持った相手に動きを注意しながら、最小の動きで、自分のマークする相手にボールを持たせないことが求められます。
 バスケットボールをプレーするためには、動くことの目的がなければなりません。
 1対1のパフォーマンスにも、目的があります。それを考えてみましょう。


「バスケットのちから~籠球論語~」より
(ishii morio)
by kamonomiyamini | 2012-12-01 15:38 | 技術

指導者がいろいろなコメントや聞いたことを書き込んでいるページです。
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