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「プレスディフェンスに対するオフェンス(ボール運び)」

 プレスディフェンスに対するオフェンスでは、スローインをうまく行った後のボール運びがあります。
 ボール運びはサイドライン沿いよりもミドルライン、つまりコートの中央を使うようにするといいでしょう。パスを考えたとき、コートの中央でボールを運べば、あらゆる方向にパスできるようになります。
 それはつまり、ディフェンスが守りにくいということであり、ボール運びがうまく行きやすくなるということになります。
 ディフェンスを引きつけるためにはドリブルが有効です。しかし、ドリブルこそ慎重に行わなければなりません。相手がトラップ(わな)を仕掛けてくる場所でのドリブルは大変危険です。そんな時に安易にドリブルを使うとディフェンスの思うツボです。
 また、プレスディフェンスには、カウンターで入るポストプレーが有効です。うまく使うことでボールが運べるようにするのもポストマンとして誰を使うのか、ポストマンが受けてからカットする味方にフィードするのか、オープンな場所がない時は戻すのか、といったことを決めておく必要があります。
 ポストマンには、キャッチングが良く、ボールキープ力があり、視野が広いといった能力が必要です。ただ単に身長が高いだけで決めてはいけません。

 プレスディフェンスの目的は「あせり」を誘い、ミスさせることです。ですから、もしミスしても続けてミスしないようにすること。冷静に判断してプレーすることを身につけていなければなりません。
 多いのは一度ミスするとあせってしまって二度三度と続けて同じミスをしてしまうことです。プレッシャーを感じている時こそ冷静にプレーすることが大切なのです。

 この冷静さを得るための方法として「見る」ということを提案します。
●顔をあげてコート全体を見ること。
●パスする前によく見ること。
●ドリブルする前によく見ること。

 むずかしいことをやろとしてもうまくいきません。単純に見るということで冷静さを取り戻すことを目指しましょう。
 プレスディフェンスを破るためには、その攻撃は複雑なものではなく、なるべくシンプル方がいいと思います。選手がパニックを起こして混乱して、何が起こっているかわからない状態では、プレスディフェンスは破れません。そんな意味からも、簡単にプレスにアタックできるシステムの方がより早くパニックから抜け出し、プレーできるようになると思います。


「バスケットのちから~籠球論語~」より
(ishii morio)
by kamonomiyamini | 2012-09-22 08:17 | 技術

指導者がいろいろなコメントや聞いたことを書き込んでいるページです。
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