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「野生的プレイ」

 型にはまっていない野性的なプレーが、ミニバスでは必要ではないかと思います。
 そこで大切なのは速さです。単純に足が速いというのではなく、迷わず動くという観点から、判断の速さや気持ちの速さもあります。ミスした時の気持ちの切り替えの速さも大切です。

 ミニバスは、基本的な技術や能力を高める時期だと言えます。小手先のごまかしの為のフォーメーションなどの戦術で勝利を狙うよりも自分自身の能力を高めて1対1で勝負できる方がいいと思います。
 自分の力で相手をやっつける力を身につけて、道を切り開く。そして、より野性的でがむしゃらなプレーができるようだといいかと思います。

 基本的な技術の指導は必要ですが、できれば必要最小限にして、子どもたちを型にはめないようにしたいものです。選手が迷っていたらヒントを与える程度の指導でいいのかもしれません。
 まずは、その選手の得意なプレーもしくはいいと思われるプレーを鍛えることから始めたいものです。

 シュートが得意だと思われるならシュートを、ドリブルが得意ならドリブルを鍛えていけばいいと思います。その部分を鍛えていくことで、野性的な武器にしていくということです。

 すべての基本的なプレーを習得することは必要なことです。しかし、それよりも得意なプレーならすぐにレベルが上がり、何より本人の気持ちが得意なプレー=好きなプレーということになりやすいので、野性的なプレーが生まれやすくなると思います。
 ミニバスでは、だいたい3年でチームを仕上げることになります。一つのことを教えるだけでも大変な時間がかかります。何をその選手の特技として鍛えるかを見誤ると何も身につけずに終わることになります。
 ただ、おもしろいことに一つの得意なプレーができるようになって、自分の変化、成長に気づくと一つから二つ、二つから三つとできることが増えるということです。

 ですから、まずは、得意なプレーをつくること。それが大事だと思います。
 チームを考えた時に、その特技を組み合わせてチームを作ると考えればいいと思います。
 しかし、そう言いながらも相手がいろいろなフォーメーションをしてくる以上、それを打ち破るために、こちらもそのフォーメーションを練習に取り入れなくてはいけない現実もあります。そこは、指導者としていつも悩むところでもあります。

(ishii morio)
by kamonomiyamini | 2012-09-20 20:22 | 技術

指導者がいろいろなコメントや聞いたことを書き込んでいるページです。
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