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ディフェンス その3
「ボールマンへのディフェンス」 vol.1
ボールマンがボールを持ったとき、まず一番に警戒するべきはシュートです。シュートエリアに入ったオフェンスは、ディフェンスに隙があればほぼ間違いなくシュートを打つでしょう。 ということで、シュートをチェックする際に大切なことをいくつか確認します。 まず一つは不用意にブロックに飛んではいけないということです。相手がシュートをしようとすると慌ててチェックしようとする選手がいますが、チェックの時に膝が伸びて腰が浮いてしまうと、相手のドライブの格好の餌食となってしまいます。もちろん、相手のフェイクに引っかかって飛んでしまうなど論外ですね。まずは慌てず、相手との距離を適切に詰められていることが大切です。 また、大抵のシュートはジャンプしてから最高到達点に達して放たれますが、相手が完全にジャンプをしてからでも、ブロックが間に合わないということはありません。相手がシュートを打つと完全に判断できる瞬間まで、無闇に腰を浮かさないようにしましょう。 二つめは手を意識することです。もしも君がオフェンスで、相手ディフェンスが全員手を背中にまわしてディフェンスしたら、攻めやすくて仕方ないでしょう。シュートもパスもドライブも、自由自在に出来ることは想像できると思います。 手というのはディフェンスにおいて非常に重要な役割を果たすのです。そこで、1対1のディフェンスのときも、腰を浮かさずに手でシュートを妨害しましょう。具体的にはあなたの手1本分+20cmほどの距離から、相手の胸あたりに手を伸ばしましょう。 シュートを打つときはしっかりと飛ばなければいけませんが、腕を全く振らずに高く安定して飛ぶことは簡単ではなく、多くの人は慣れていないものです。ましてボールを持ってジャンプするなら、なおさらのこと、ほとんどのシュートは頭上から放たれる前に、胸の前を通過させて行われます。 ひじの上下運動が起こるため、腕を振ってジャンプするような形になり、より高くしっかり飛べるからです。自分がやられてみるとわかりますが、この胸の前にディフェンスの手が存在するということは、シュートを打とうとする側からはものすごい圧力になります。飛びづらいし、ボールに触れられてしまう位置に手があるというのはオフェンスからは脅威です。 また、この手は相手のチェストパスを防ぐ役割を果たしますし、この距離はオフェンスに近づきすぎず、ドライブにうまく対処できる距離なのです。 いわば1対1のディフェンスの標準的な距離といえるでしょう。 (ishii morio)
by kamonomiyamini
| 2012-07-21 04:54
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